「切迫した崩落の危険性があり。すぐにでも詳細な検査が必要」――サンパウロ市建設局が行った13本の橋、高架橋の検査で、合計6本の橋と高架橋がそう評価されたと、5日付地元紙が報じた。
「崩落の危険性あり」と評価を受けたのは、シダーデ・ウニベルシタリア橋、ジダーデ・ジャルジン橋、エウゼビオ・マトーゾ橋(西部)とガゼッタ・ド・イピランガ高架橋、グランデ・サンパウロ高架橋(南部)ゼネラル・オリンポ・ダ・シルベイラ高架橋(セントロ)の6本だ。
1月29日に行われた、サンパウロ市建築物保全管理委員会の議事録によると、これら6本の橋と高架橋は、「切迫した崩落の危険性があり、精度の高い、専門的な監査が必要」と記されていた。
シダーデ・ジャルジン橋に関しては、以前にトラックが橋に激突した際のダメージが橋に残っている事が確認された。橋を支える柱からは鉄骨の一部がむき出しになっている様子も確認された。
シダーデ・ウニベルシタリア橋でも、橋にトラックが激突した事故の損傷が橋の強度に影響していた。橋の一部からコンクリート片が落下している事も発見された。こうした損傷から雨水がしみこみ、橋全体の強度を弱体化させる。
また、これら6本の橋、高架橋ほどのダメージではないが、「構造的な欠陥あり」と評価されたのは、アルカンタラ・マシャド高架橋、エンジェミェイロ・アルベルト・バドラ高架橋(東部)、パシェコ・シャベス高架橋(南部)、コメン・エリアス・ナギベ・ブレイン高架橋(西部)、パライゾ高架橋、ペドロ・デ・トレド高架橋、ゼネラル・エウクリデス・フィゲイレド高架橋(南部)の7本だ。
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