ボルソナロ大統領(社会自由党・PSL)は20日、社会保障制度の改革を目的とした憲法改正案をロドリゴ・マイア下院議長(民主党・DEM)に提出したと、21日付伯字各紙が報じた。ブラジル・メディアからは「広範に網羅している」、「特権的待遇の削減など必要な点を押さえている」、「予想よりも尖った提案」との評価もあったが、問題は今後の政治交渉力となりそうだ。
年金受給開始年齢は男性65歳、女性62歳とし、受給に最低限必要なINSS負担期間を15年から20年へと延長、給与に応じて年金負担率を上げる、満額受給のためには40年負担など、事前から漏れていた内容が、予想以上に変更されずに出てきた格好だ。