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両国繋ぐ新2大橋建設推進へ=伯国大統領がストロエスネル称賛=パラグァイ在住 坂本邦雄

 伯国のボウソナロ大統領は2月26日、イタイプー双国水力発電所建設の大事業を実現した当時の伯国歴代の軍事政権の功績を挙げ、その相方であるパラグァイの独裁者アルフレッド・ストロエスネルも大いに称揚した。

パラグァイのマリオ・アブド・ベニテス大統領(Antonio Cruz/Agencia Brasil)

パラグァイのマリオ・アブド・ベニテス大統領(Antonio Cruz/Agencia Brasil)

 パラグァイのマリオ・アブド・ベニテス大統領は同日午前、パラナ河左岸(伯国)で同国際水力発電所の、ブラジル側新総裁ジョアキン・シルヴァ・エ・ルーナ退役将軍の就任式に出席した。
 その席上、陸軍予備役大尉であるボウソナロ大統領は、かつての軍政大統領だったエミリオ・ガラッタス・メディシ、エルネスト・ガイセル及びジョアン・バプティスタ・デ・オリヴェイラ・フィゲレド3将軍それぞれの名前に、演説の中で触れた。
 このイタイプー双国水力発電所は、前世紀の1970年代に設計図から始めて完成にまでいたったと、ボウソナロ大統領は強調した。
 次に、パラグァイの独裁大統領アルフレッド・ストロエスネル将軍(1954―1989)に言及し、このイタイプーの偉業は同大統領を讃えるのには未だ不充分であるが、その大政治家の決断のお陰で、現にパラグァイの国民は経済的及び社会的恩恵に浴し、より活発な発展の道を今日歩んでいるのだと指摘した。
 そして、「私の敬意の辞を、我がアルフレッド・ストロエスネル将軍に捧げる」との意を表しながら、ブラジルとパラグァイ両国が当時、乱れた内政をそれぞれが“鉄の手 ”で鎮静させた軍事政権の功績を称揚し、回顧した。

ブラジルのボウソナロ大統領(Antonio Cruz/Agencia Brasil)

ブラジルのボウソナロ大統領(Antonio Cruz/Agencia Brasil)

 同じく、同僚のマリオ・アブド・ベニテス大統領に対しては、短期間ながらもその努力を認め、「正義の事実は、貴職に味方すると信じる。貴職は、保守的なキリスト教徒で、家庭を大事にする人である事を、私は知っている。神のご加護によって、お互い国の福祉の為に引続き働き、協力しようでは有りませんか!」と、ボウソナロ大統領は、熱意を籠めて呼び掛けた。
 さらに続けて、「近日中にブラジリアでお待ちし、種々懸案の協力事業計画の協議を深めたい。“ノーモア・ソシアリズム ”(もう社会主義は真っ平御免です!)」、と締め括った。
 なお、二国間協力事業に関しては、基本的に重要だと認識するパラナ河上のプレシデンテ・フランコ市及びフォス・ド・イグアス市間の、第2新国際大橋の架橋工事の開始を公表した。
 またラヴァ・ジャット作戦で有名な元連邦判事、セルジオ・モーロ司法大臣は、組織犯罪及び資金洗浄取締り作戦に対する、パラグァイ当局の貴重な協力に感謝の辞を述べた。

12日にブラジリアで首脳会談

 マリオ・アブド・ベニテス大統領は、同僚のボルソナロ大統領との首脳会議のために、来たる3月12日にブラジリア市へ外遊する予定であると、公表した。目的は「予定の重要案件」の堀下げたディスカッションにある。
 それは、両国の物理的統合を図る、既に工事が決まった、パラナ河の第2国際大橋及びパラグァイ河上(カルメロ・ペラルタとムルティンニョ間)の新国際大橋の両架橋工事についての技術的検討等が、主だった議題になる予定。

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