ホーム | コラム | オーリャ! | 文協選挙はこれでいい?

文協選挙はこれでいい?

 ブラジル日本文化福祉協会の評議員が、先月30日の総会で候補者87人の中から75人が選ばれた。来伯して日が浅い記者には今ひとつ仕組みが分からない。

 とくに気になったのが、当選者リストに「法人」(団体)と「個人」が同列に並んでいることだ。とても違和感を覚える。普通は別々のカテゴリーではないか。

 だいたい、その団体が文協の評議員に立候補したことを、団体の全会員が事前に承知しているのだろうか。なにかを評議員会で決議する場合、いちいちその団体の理事会に図って決めているのだろうか。それとも、会長に一任されているのか。

 事実上、会長に一任されているのであれば、団体の代表者が個人でも評議員に当選しているのが、「二重当選」のようで気にかかる。一人で二票行使できるのは、公平ではない。

 というか、1千人以上も会員を抱える連合会と、一個人が同じ一票しかないのは、「1票の格差」という民主主義の平等原則からしておかしい。

 有名な二世弁護士や高名な判事が関係しているはずなのに、「ブラジル日系社会を代表する」といわれる組織が、こんな風な妙なやり方で選ばれるのは正しいのか。長年変わらずに来ているのであれば、この際見直してみるべきかも。(亜)

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 日本宗教がディズニー監督の心の支え2017年5月23日 日本宗教がディズニー監督の心の支え  ブラジル人初のディズニーアニメ映画監督となった松田レオナルドさんとの取材後、「もしも書きたければ、私が創価学会で仏教を学んでいることを記事に加えても大丈夫です」と松田さんからメールが入った。  調べてみると同学会のニュースサイト「SEIKYO Online」に3月27日付け […]
  • コラム オーリャ!2004年12月28日 コラム オーリャ!  一年の終わりにこんな結末が用意されていたとは誰が想像しただろう。スマトラ沖地震のニュースは世間のクリスマス明けの穏やかな気分を一転させ、地震被害の悲惨さを改めて認識させた。 […]
  • 元ニッケイ新聞記者の足跡2019年4月25日 元ニッケイ新聞記者の足跡 インターネット上で、04年にブラジル日本交流協会を通じて本紙で研修を受けた先輩男性記者のブログを見つけた。しかも日本に帰った後、当時を懐かしんで11年に記載したもの。同じ記者の足跡に、親近感が沸いてついつい読んだ。  恐ろしいことに、先輩記者はかつてグリセリオ街にあった社員寮 […]
  • 最後の最後では団結を2019年3月29日 最後の最後では団結を  上塚植民地入植百周年の一連の祭典事業は、今後開催される80歳以上高齢者表彰ならびに晩餐会を以って終了となる見込みだ。  勝ち負け抗争や上塚翁が住んでいた地所の売却問題に端を発して関係が縺れ、日伯文化体育協会と日系文化運動連盟の二団体が並存していた当地。だが、入植百周年を機に […]
  • ユーチューブから始まった政治活動2019年3月8日 ユーチューブから始まった政治活動  「若手日系人の集い」で初めて知ったが、政治とは無縁だったキム・カタギリ連邦下議(23歳)が、社会問題に関心を持つようになったキッカケは、高校の授業で取上げられたボウサ・ファミリアだった。「国の発展のための政策だと教わったが、詳しく制度を調べてると、単なるばら撒きに過ぎないと思 […]