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2日間で2850人も来場=改装一新された移民史料館

 改元記念で4月末に改装再オープンした移民史料館では、カラムル・ボーイスカウトが100人もボランティアとしてガイドや誘導を手伝った。文化祭り中は無料ということもあって、通常の週末には200人程度の来場者だが、今回は土曜日1225人、日曜日1625人、約2850人を数えた。

史料館職員の小林エドアルドさん、藤浦オリエさん

史料館職員の小林エドアルドさん、藤浦オリエさん

 ボーイスカウトの世話をしていた藤浦オリエさん(44、二世)は、「折角、改装したので皆に見てもらう手伝いをしようという話になった。前もってガイドする内容を勉強する中で、どうやって祖父らが渡って来たかを知り、子どもたち自体が移民史に触れて興味を持ったよう」との手応えを感じていた。

金子ミッシェリさん

金子ミッシェリさん

 金子ミッシェリ愛奈さん(25、三世)は、初めて日ポ辞書を作った大武和三郎の展示をじっくりと見ていた。「もしも彼が辞書を作ってくれなかったら、私たちはどうなっていたかしら。そう思うと何かじーんととするものがある。展示を見ていると、なんだか、おばあちゃんから聞いた話を思い出すんです。前に見たときより、すごくきれいになっていてとても良い感じ」と語った。
 金子さんは幼少期に親に連れられて訪日して14年間を過ごし、10年前に帰ってきた。「私の誕生日は6月18日、笠戸丸移民がサントスに上陸した日なんです。何か運命的なものを感じる」。

水谷岩夫さん

水谷岩夫さん

 水谷岩夫さん(82、二世)は、7階のサッペー小屋の再現展示を見ながら、「初めて史料館に来た。でも、なんだか懐かしいね。7歳頃までボクもこんな所で実際に住んでいたよ。昔オヤジが話していたことを思い出すな」と語った。

雨宮高さん

雨宮高さん

 改装された8階の勝ち負け抗争に関する映像を食い入るように見ていた雨宮高さん(たかし、87、東京都)は「僕は朝鮮の京城生まれ。14歳で引き揚げた。戦争中のことに興味があって、ブラジルの終戦直後の展示を見ていた。実は昨日(土曜)も来て、今日は2回目。じっくり見たかった」と笑った。

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