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 俳誌『蜂鳥』346号が先日届いた。《長らへて恋人の日や共白髪》(中馬淳一)は今年の12日を目前にして、最高の作品。《悪口は聞こえぬふりで実万両(みまんりょう)》(高橋紫葉)も意味深な句。実万両はヤブコウジ科の常緑低木。「万両」というたくさんのお金をイメージさせる名前で、正月用の縁起木として親しまれている。つまり、いちいち悪口に腹を立てて喧嘩したりせず、悪口を聞いていなかったふりして商売を進め、結果的に儲けるという生き方を詠ったものか。《ミネーロの訛り飛び交う夏の海》(藤井美智子)をみて、ミナス州人が大挙して海に行き、方言丸出しになるような場所だなと思っていたら、やはりビットリアだった。季節感と地域性に溢れた作品。

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