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《ブラジル》国政に大統領夫人の影響?=「ファースト・レディの頼みは断れないだろ」と大統領が堂々と発言

ミシェレ・ボウソナロ氏(左)とオズマール・テーラ市民相(Abelardo Mendes Jr./Ministério da Cidadania)

 「ミシェレ夫人は、閣僚よりもボウソナロ大統領への影響力が大きい」―。ボウソナロ大統領が就任してから半年余り。ミシェレ夫人は既に、現政権の大半の閣僚より多く、自分の意見を夫の政策に反映させた。最新の例では、ダマレス・アウヴェス女性家庭人権相の意見に反し、国勢調査に自閉症に関する質問を入れさせている。
 ミシェレ夫人はこれまでの大統領夫人とは違って、普段は大統領府ではなく、市民省や女性家庭人権省の入っているビルで執務している。役職は愛国ボランティア計画に関する審議会の議長だ。
 政府の最重要課題である社会保障制度改革においてもミシェレ夫人の意見が採用され、重度の障害のために働けない人たちへの年金は全額支給との文言が盛り込まれた。
 ジャイール・ボウソナロ大統領(社会自由党・PSL)が、前妻との間に出来た三男エドゥアルドを駐米大使に付けることに意欲満々で、批判されると「息子優遇の何が悪い」と言ってのけたことはよく知られている。
 ボウソナロ大統領は妻からの要請や提案に関しても、「ファースト・レディの頼みは断れないし、遅らせることも出来ない。彼女の言葉はとっくに特別局長に伝えた。彼は聞き入れるだろう」と悪びれずに語り、 大統領夫人の国政介入に問題があると認識している様子さえも見せなかった。
 大統領はフェイスブックを使っての生動画配信を好むが、そこでも、「妻のインスタグラムをフォローしてくれ。自分の妻だから言ってるんじゃない。彼女の仕事は素晴らしいんだ」と語っている。(29日付エスタード紙より)

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