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人街点描=7日と12日、どっちが肩透かし?

一部をのぞいてはそこまで密集していなかった12日

一部をのぞいてはそこまで密集していなかった12日

 「フォーラ、ボルソナーロ!(大統領辞めろ!)」――白昼のサンパウロ市パウリスタ大通りに怒号が響いた。12日に反大統領派デモ「impeachment ja fora bolsonaro」が行われた。独立記念日の7日には同じ場所で約12万5千人集まった大統領派デモに対抗して、MBL(Movimento Brasil Livre)が呼びかけたものだ。
 当日は〝第3の候補〟になろうとする政治家、ジョアン・ドリア・サンパウロ州知事やシロ・ゴメス元ブラジル下議らが、大統領の強権的な行動に対する抗議やワクチンの必要性などを演説した。
 前日までに街の電柱や壁に参加を呼びかけるチラシが貼られて、SNSで参加を呼びかけており、最近の大統領の行動が各方面から批判を浴びる中、当日の集まり具合に注目が集まっていた。

逮捕されたルーラとボルソナロのバルーン

逮捕されたルーラとボルソナロのバルーン

 だが、いざ蓋を開けてみると、集まったのは6千人ほど…。MASP美術館前とショッピング・サンパウロ前の2台の街宣車上で演説が行われ、そこだけは人が密集していた。それを除くと、普段の歩行者天国となんら変わらない感じ。

 一方、7日のデモのときは日中一帯が密集状態。大通りに交差した道路までデモ隊やその車などが目立った。夕方でもあたりの店は満席で、メトロ駅が混雑して道路まで長蛇の列ができるほどだった。
 それと比べると、今回のデモは「えらく小さいな…」との印象。大手伯字紙では大統領派の7日のデモを「予定人数ほど集まらず肩透かし」と表現したが、それでも最近のコロナ禍中のデモでは指折りの多さ。
 どちらの肩を持つわけでもないが、7日に比べたら「今回のほうが肩透かし?」と思わざるを得ないデモだった。(淀)

 

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