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日本人ショーロ歌手が来伯=TV「Sr.Brasil」出演

ショーロを歌い上げる片山さん

 群馬県南部の佐波郡玉村町在住のショーロ歌手・片山叔美(よしみ)さんが7月29日来伯、片山さんの伯国での活動をサポートする、元在聖日本国総領事館・広報文化担当職員の坂尾英矩(ひでのり)さんとともに、6日に来社した。
 片山さんは27日まで滞在し、伯国各地で歌唱を披露する予定。7月30日には、テレビ・クルツーラ局の看板番組の一つ「Sr.Brasil」の公開収録にも出演した。この番組はSESC協力で制作され、伝統音楽の大御所、ロランド・ボルドリン氏が司会をし、普通のテレビ番組には呼ばれないような、当地の大衆文化や伝統音楽を代表する音楽家が招待されることで有名だ。
 片山さんは「ボルドリンさんにアブラッソしてもらい、優しく背中を叩かれ、『とても上手だ』と言われ、天にも登る気持ちでした」と思い出す。坂尾さんによれば「観覧客は総立ちで大きな拍手を送った」そう。放送日は未定。
 もともと伯国音楽が好きだった片山さんは、偶然日本で手に入れた「ショーロの女王」プロ歌手アデミウデ・フォンセーカのCDを聞き、特徴の早口なボーカルの魅力にひかれたという。当初は日本で楽曲を聴き、真似して歌っていただけだったが、実際に会いたいという気持ちが嵩じた。
 フォンセーカの自宅電話番号を東京に住むブラジル人の知人からたまたま教えてもらい、片山さんはいきなり本人に電話し、「教えてほしい」と依頼。
 「その時の私はポ語がつたなかったので、一か八かと思って、電話口でショーロを一曲歌ったら一発でOKしてくれました」とのこと。すぐさま会社を辞めて渡伯し、「ショーロの女王」のリオ自宅に約3ヵ月間通って真髄を学んだとの驚きのエピソードを披露した。
 片山さんは2009年にショーロのCDを日本で発売、ヤマダ電機で購入できる。一部の楽曲は動画共有サービスYouTubeに開設されているチャンネル(https://t.co/ykKnW8gQrP)でも聴くことができる。
 「玉村ふるさと大使」として活躍し、「ブラジル・タウン」大泉町など県東部で在日伯人らとも親交を深めている。

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