ホーム | 日系社会ニュース | 池坊ブラジル支部、花展開催=「生け花のさらなる普及を」

池坊ブラジル支部、花展開催=「生け花のさらなる普及を」

河村徳子支部長、リーナさんによる作品(望月二郎さん提供)

 華道家元池坊華道会ブラジル支部(河村徳子支部長)は、花展「Harmonia das Flores」を9月27~29日の3日間、サンパウロ市リベルダーデ区のニッケイパラセホテルにて開催した。作品展示や、生け花の作品制作体験ワークショップに400人以上が詰め掛けた。
 毎年開催されている華展で、51回目を迎えた今回のテーマは「令和」。河村支部長と娘のリーナ講師による合作や、生け花教室の生徒による現代的な作品の数々に、来場者は目を奪われ立ち止まった。
 29日午後には生け花の体験ができるワークショップを開催。真剣に制作に取り組む来場者の姿が見られた。

ワークショップを楽しむ来場者(望月二郎さん提供)

 27日夜に行われた開会式には、野村アウレリオ・サンパウロ市議代理でブラジル日本文化福祉協会の林まどか副会長、リベルダーデ文化福祉協会の池崎博文会長、ブラジルいけ花協会のエリソン・トンピソン・デ・リマ・ジュニオール会長、生徒の家族らが出席し、開催を盛大に祝した。
 河村支部長は「歴代の支部長らが築いてきた基盤に立ち、ブラジルで日本の伝統文化生け花のさらなる普及に努めたい」と決意を新たにした。

image_print