10月31日、エドゥアルド・ボルソナロ下議が、「チリでの民衆デモのようなことがブラジルで起これば、新たな軍政令第5条(AI5)発令などの思い切った措置が必要だ」と発言したことが明るみとなった。軍政時代に政治犯の投獄や暗殺を急増させ、議会閉鎖も招いた、ブラジル政治史でも悪名高い同法の名前を威嚇的な意味合いで語ったことに対しては、連邦議会や最高裁から強い反発が生じ、父親のボルソナロ大統領も遺憾の意を表明した。1日付現地紙が報じている。
事の発端は、エドゥルド氏が10月28日に、ジャーナリストのレーダ・ナグレ氏によるユーチューブ番組用のインタビューで語ったものが、10月31日に掲載されたことだ。