ブラジル地理統計院(IBGE)は13日、9月の国内小売業の総売上が、8月比で0・7%増えたと発表した。これで、5カ月連続の前月比アップだ。ブラジル海通(ハイトン)投資銀行のエコノミストは、「ポジティブな結果。国外情勢は決して楽観できるものではないが、国内情勢に目を向ければ、経済状況は目に見えて改善されている」と語った。
だが、9月の小売業の売上が前月比プラスとの結果も、国内総生産(GDP)成長率予想を上方修正させるほどではない。全国財・サービス・観光商業連合(CNC)は、今年第3四半期のGDPは前期比でプラス0・4%だろうとの予測を変更しなかった。