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《ブラジル・原油流出事故》ついにリオ州にも原油漂着=ボウソナロ大統領「どれだけあるか不明」と語る

キサマン市の海岸で回収された原油塊(Divulgação/Defesa Civil de Quissamã)

 【既報関連】8月30日にブラジル北東部で始まった原油漂着は22日にリオ州に及び、24日には4市5海岸を汚染と23~25日付現地サイトなどが報じた。
 リオ州で最初に原油が漂着したのは、サンジョアン・ダ・バラ市グルサイー海岸だ。海軍と国家原油庁、国立再生可能天然資源・環境院(Ibama)からなる監視と評価グループ(GAA)によると、22日に回収された原油塊300グラムは、北東部やエスピリトサント州で回収された原油と同質だという。
 原油漂着域はさらに拡大し、24日にはサンフランシスコ・デ・イタバポアニ市のサンタクララとグリリ海岸、マカエ市のバレット海岸、キサマン市のバラ・ド・フラード(カナル・ダス・フレッシャス)海岸に原油が漂着。キサマン市では約1キロの原油塊が回収された。
 海軍と陸軍、Ibama、生物多様性保全のためのシコ・メンデス研究所(ICMBio)、リオ州北部海岸各市の環境や防災の関係者は24日午後、マカエ市に集まって対応を協議。海軍は同海域に原油監視用の巡視艇を1隻配備する。
 原油の南東部到着は11月8日からで、海軍関係者は漂着した原油の量は比較的少ないと評価。ただ、イベントに出席するためにリオ州に来ていたボウソナロ大統領は、「どれだけの原油が今も海中にあるかは不明」との見解を表明した。23日現在の原油漂着箇所は11州749カ所で、北東部の場合、10カ所につき3カ所で複数回の原油漂着を記録している。
 なお、回収後の原油の処理方法はバラバラで、11州中8州ではセメント工場の燃料として使ったり、ゴミ処理用の埋立地に捨てたりしている。南東部2州とマラニョン州での処理方法は、まだ発表されていない。

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