リオ・グランデ・ド・スル州の第4連邦地域裁(TRF4)は27日、サンパウロ州アチバイアの別荘を介したルーラ元大統領の収賄と資金洗浄の裁判で、最高裁が10月に出した「裁判無効」の判断を独自に解釈した上、刑期を1審より5年長い17年1カ月10日に引き延ばす判決を下した。28日付現地紙が報じている。
今回の裁判は、最高裁が10月に出した、「報奨付供述者の供述に基づく容疑での裁判で、供述者より後に被供述者の自己弁護を行わせなかった裁判は無効」とする判断をTRF4がのむかが注目されていた。ラヴァ・ジャット作戦には同様の理由で無効とされうる裁判が多く、19年2月に行われた同裁判1審もそれに該当するためだ。