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ロンドリーナ=熊本県人会が新年会開く=母県からの表彰を伝達

新年祝賀会の参加者(平山やす子さん提供)

 汎ロンドリーナ熊本県人会(西村鉄雄会長)は「新年祝賀会」を1月12日、パラナ州ロンドリーナ市のロンドリーナ本派本願寺で開催した。事業・会計報告や、蒲島郁夫(かばしま・いくお)熊本県知事による表彰の伝達式を行った。

 当日は52人が参加。林秀明(ひであき)氏の司会で進行し、西村会長の日本語とポルトガル語によるあいさつ、先没者への1分間の黙とうの後、事業・会計報告が行われた。

 知事による表彰の伝達は、高齢者表彰が中尾春美さん、岩間千恵子さん、穴見貞子さん、中川裕子さん、米寿表彰が近藤美代子さん、奥園(おくぞの)美代子さん、田尻道江さん、中川渡(わたる)さん、鈴木勝一(しょういち)さん。

 功労者表彰を、良質な野菜を大量出荷し農林水産省からも表彰された篤農家で、同県人会副会長の西村保之(やすゆき)さんが受章し、それぞれに表彰状と記念品が贈られた。

 伝達式の後、参加者最高齢の中山哲彌(てつや)さん(96)の乾杯の音頭で祝杯を上げ、持寄りのご馳走を食べながら親交を深めた。

 ロンドリーナ市から約100キロの高原地マウア・ダ・セーラから、毎年見事な野菜・果物を持参する平山ペドロさん、珍しい果物を生産している久永(ひさなが)ジュリオさん(三世)が、今回も野菜・果物を提供した。

 初めて新年会に参加した平山やす子さんは「こんな和やかな会の集いに参加できて幸せです。これからは毎年参加したいです」と笑顔を見せた。(中川芳則通信員)

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