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伝記『“カオリン王”堀井文夫』=移住80年記念して刊行=来月モジで出版記念式典

来社したモジ文協一行

来社したモジ文協一行

 『カオリン王 堀井文夫 移民80年記念史』の出版記念式典が、来月13日(木)午後7時半から、モジ・ダス・クルーゼス文化協会(Rua Presidente Campos Sales, 230, Vila Industrial)で行われる。
 「カオリン王」と呼ばれる一方、篤志家としても知られる堀井氏。同書では、鉱脈を掘り当てた幸運以上に、忍耐不抜の精神で事業を成功に導いてきた同氏の隠れた素顔が明かされる。
 堀井氏は1933年12月23日生まれで、37年に移住。リベイロン・プレット等を経て、52年にモジ郊外のダルマ植民地に入植。野菜栽培に従事したが、61年にカオリン鉱脈を掘り当て、68年に採掘販売を行う「堀井鉱山有限会社」を設立。その後、ゴルフ場、リゾートホテル経営に事業を拡大し、現在は中高級層向け分譲住宅建設を進めている。
 事業が拡大する以前から慈善事業にも精を出してきた。モジ文協のスポーツセンター建設にあたっては、自ら陣頭指揮をとって大型土木機械を運転して整地し、体育館等を建設寄贈。その他、モジ本願寺の建設寄進など枚挙に暇がない。
 同書は、日ポ両語で全209頁のフルカラー。編著者の大浦玄氏は、堀井氏の出生地東広島にも取材に訪れ、一家の移住史を掘り起こしたうえ、周囲の友人や知人等の証言から同氏の人物像に深く迫っている。
 序文を寄せた山元治彦元モジ文協会長は、「堀井さんはいつも笑みを浮かべて寡黙な人。照れ屋で決して自慢話をすることもなく、話を聞きだすのは大変だったはず。付き合いは長いが、堀井さんが人前でスピーチしたのを聞いたのは、モジ名誉市民章受章のときの一回きり」と話す。
 「昔、足を真っ白にして一生懸命になって働いていたのをよく覚えている。真面目にコツコツと努力を積み重ねてきた堀井氏の生き様から学ぶことは多い」と刊行を喜んだ。

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