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大耳小耳

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 俳誌『朝蔭』483号が1月に刊行された。《どの木にも金の花咲く十二月》(杉本君枝)は、金色の飾りがいっぱい付けられたクリスマスツリーの様子を風流に詠ったもの。《火酒を酌みトライラ揚を歯切れよく》(菅野繁)は酒飲みには応えられない句。カリカリに挙げたトライラはピンガやビールにピッタリ。《除夜の鐘打ちに来たれと寺案内》(纐纈喜月)は日系集団地らしい年末の句。《コンサート終わりてさみし春の夕》(玉田千代美)にも同感。歌謡祭の帰り道の気分をズバリ詠ったもの。《教育勅語そらんじつまづく小正月》(佃千鶴子)からは古き良き伝統の香り。《稲妻の太き大河や河岸の宿》(東比呂)はアマゾンらしい情景か。

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