ホーム | 日系社会ニュース | 日系芸術家武田マルリさん=残ったシールで作品制作

日系芸術家武田マルリさん=残ったシールで作品制作

作品を制作する武田さん(本人提供)

 日系芸術家武田マルリさん(三世)が1月29日に来社した。同氏は不要となったシールなどを活用した作品を制作。ブラジルを拠点に、日米、ポルトガルで展示会などを行っている。
 武田さんは使用後のシールの残りや、美術館などで不要となったシールなどを壁面などに貼り合わせ、色とりどりの模様を描く。
 幼少期からシールや芸術が好きだったことという。芸術活動のきっかけは、10年ほど前の美術館でのボランティア活動。余ったシールが大量に捨てられる様子を目にし、何か活用できないかと思い、許可を得て回収。家で作品制作を始めた。
 ブラジルでは展示会のほかに、サンパウロ市メトロ駅クリニカス構内の壁にしばらく作品を展示していたこともある。「2013年と昨年末に訪日した際も、語学学校の壁面に作品を作ってきたわ」と笑顔を浮かべた。

image_print