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《ブラジル》ボクシング元世界王者がベルトをオークションに=売上金でコロナに苦しむ人を援助

アセリオ・ポポ・フレイタス(Wilson Dias/Ag. Brasil)

 ブラジル人の元プロボクサーで、元WBA・WBO世界スーパーフェザー級王者、WBO世界ライト級王者にも輝いた、アセリノ・ポポ・フレイタス(44)が自分が獲得したチャンピオンベルトをチャリティー・オークションに出品。12日に、ベルトは9万レアル(約190万円)で売れたと告げるメッセージを自らのSNSに掲載した。
 ブラジル国内でコロナウイルスの災禍が叫ばれ始めて以来、ポポは、毎日の食卓に欠かせない食料品のセットを配り、貧しい人々を助けるための行動を起こしていた。今回のベルトのオークションはそのための資金調達のために行われ、2万レアルから始まったオークションは、1週間の期限が切れる12日には、9万レアルに達していた。
 「私なりの想いがいっぱい詰まったチャンピオンベルトだが、現在は貧困という敵と戦うために手放す。落札したペルナンブッコ州レシーフェにある太陽光発電会社の社長アンドレ・カヴァルカンテ氏は、大勢の人を貧困と飢えから救う働きのためであることを理解し、ベルトを買い取ってくれた。彼が私同様、大切に扱ってくれることを願いつつ、このベルトをカヴァルカンテ氏に手渡す。これが私なりの支援方法だ」と語った。

 コロナウイルスの災禍がブラジル国内で深刻化し始めて以来、ポポは自分が住んでいるバイーア州サルバドールの住民を援助してきた。
 今回出品されたベルトは、“バイーアの戦闘機”の異名を持つポポが2002年にアメリカのラスベガスで行った、当時WBA世界スーパーフェザー級王者だったホエール・カサマヨール(キューバ)との王座統一戦で判定勝ちした時に獲得したものだ。
 この試合はポポのキャリアの中で最も困難を極めたものとして知られている。それだけに、ポポにとってはことさら熱い想いが込められたベルトだったが、新たな戦いはその愛着さえも断ち切らせるほど、大きく、重たいものとなっている。(13日付PNBオンラインなどより)

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