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恋人は自殺?!=6発被弾の銃マニア警官=疑惑の事件で無罪主張

ビリンスキー氏(twitterより)

 5月に自宅で発生した事件で、「私に6発の銃弾を浴びせた後、恋人は自殺した」と語っていた男性警察官が7日、自身のアリバイが疑問視される中、人気TV番組に出演し、「自分には殺される理由はなかった」と主張して話題となった。7日付現地紙が報じている。
 この事件は、大サンパウロ都市圏サンベルナルド・ド・カンポ在住の警察官パウロ・ビリンスキー氏(33)が5月20日、恋人でモデルだったプリシラ・デルガド・デ・バイロス氏(27)と口論となった後、シャワーを浴びて出たところを、いきなり彼女から銃弾6発を浴びたというもの。プリシラさんはその後、自分で胸を撃ちぬいて死んだという。
 ビリンスキー氏は3度の手術で生還後、警察に事件の経緯を語った。同氏によると、「(プリシラさんが)自分の携帯電話を見て、熱烈な女性ファンの賞賛コメントに嫉妬して激怒した」ために、自分に6発の銃弾を浴びせて自殺したと主張した。
 ビリンスキー氏は長いヒゲがトレードマークのマッチョな銃マニア兼インストラクター、さらに極右主義者としてもかねてから有名。SNSに銃の使い方を教える動画をアップし、ボウソナロ大統領の三男エドゥアルド下議の友人であったことも重なって、この事件は有名になった。

 だが、その後の検視の結果、プリシラさんが受けた銃弾が、彼女の遺体のすぐそばで見つかった銃から発せられたものではなかったことが判明。疑惑が深まっていた。
 ビリンスキー氏は7日、グローボ局の番組「ファンタスチコ」に出演。その中で同氏は、「自分には銃で撃たれる理由がなかった」と主張。さらに「銃弾を受けて立ち上がることができずに、彼女のそばにはたどりつけなかった」とも語り、プリシラさんの嫉妬が事件の原因だと語った。
 だが、同時に、「自分が警察に供述した内容は覚えていない」とあいまいな発言も行っている。
 同番組の中で、プリシラさんの両親は「娘は銃の使い方など知らないはず。教えたとしたらヤツだ。嫉妬で恋人を殺すような性格ではない」と疑っている。こうした疑惑の中、事件報道で有名になったビリンスキー氏に対してファンクラブができるなど、異例の事態も起こっているという。

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