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ブラジリア=大使館が動画で情報発信=日本のコロナ対策をポ語で=SNS総動員、日本食も

日本国内の学校が行うコロナ対策を説明する動画

日本国内の学校が行うコロナ対策を説明する動画

 在ブラジル日本大使館(山田彰大使)は日本の学校での新型コロナウイルス対策に関する説明動画を、同館フェイスブック、インスタグラム、ユーチューブなどのSNS上で発信している。ブラジル国内の学校や教育機関は現在、マナウスなどごく一部の都市や、医学や看護などの一部に限り対面授業を再開するのみ。なお公式フェイスブックを開設している日本の在外公館は世界で166カ所あるが、フォロワー(登録者)数で同ブラジル大使館は堂々の第1位、断トツの約45万人を誇っている。


 この動画は、当地の教育現場の現状を踏まえ、日本の文部科学省の協力を得て、同館が動画を作成した。文科省初頭中等教育局の健康教育・食育課の平山直子課長が出演し、日本国内の学校で行うコロナ対策についてポ語字幕つきで紹介する。
 首都ブラジリアでは7月27日、私立学校で任意の対面授業を可能とする規制緩和が一時発表されたが裁判所から10日間の延期を命じられ対面授業再開が不透明な状況になっている。
 日本国文部科学省が策定した衛生管理マニュアルに沿って基本的な感染症対策「感染症源を絶つ」「感染経路を絶つ」「抵抗力を高める」の3つを要点に、日本の学校ではどのように留意・実施しているかを約10分程の動画で説明。
 日本では感染者が急増した4月からほとんどの学校が休校となったものの、5月中旬から増加数が落着き「感染のリスクはゼロにならない」ことを前提に教育の重要性を鑑みて、6月末に殆どの学校が再会している。 動画では学校内感染への対策のほか、保護者や家庭での感染対策、生徒自身も感染を避けるよう理解を得ることが重要だと訴える。
 このほかにも同館ではコロナ禍で日本食レストランの販売促進を応援するため、公邸料理人の野原一峰(のはら・かずみね)さんによる和食料理の動画も制作している。ブラジリア内の日本食レストランで働く料理人に技を伝授する。
 第1回目は「寿司」の調理法として魚の卸し方や扱い方、刺身や寿司がより美味しくなるコツを伝授。第2回「天ぷら」では天ぷらを美味しく揚げるコツを教える。第3回は「フライと唐揚げ」を予定している。
 今後もオンラインを活用し、ブラジル人だけでなく日系人向けの情報を発信する企画を行っていくという。同館サイトでは引き続きブラジル国内の新型コロナウイルスの情報や、日本へ帰国を検討している人に向けての情報を発信している。
▼フェイスブック(https://www.facebook.com/148817845307019/posts/1413584822163642/)
▼ユーチューブ(https://youtu.be/5OuTl7u_rGA)
▼インスタグラムIGTV(https://www.instagram.com/tv/CDKIY6djQlT/?igshid=1g4koqypy1ilk)
▼在ブラジル日本国大使館サイト(https://www.br.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html)

 

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