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《ブラジル》ボルソナロついにバイデン承認=プーチンらの祝福が後押し=世界で2番めの遅さ、残るは金正恩

演説して乾いた喉を潤すボルソナロ大統領(Alan Santos/PR)

 14日、米国大統領選の選挙人投票が行われ、ジョー・バイデン氏の当選が確定した。これを受け、これまでは当選を承認していなかったロシアのプーチン大統領もバイデン氏を祝福。ボルソナロ大統領はバイデン氏を祝福していない国家元首2人のうちの1人となっていたが、15日午後にようやく祝福した。15日付現地紙が報じている。
 米国では14日、国民投票の結果に基づき、全米各州から選挙人が選ばれ、投票が行われた。
 11月7日にメディアがバイデン氏の当選確実と報じて以降、トランプ大統領は毎日のように、ジョージア、ペンシルヴァニア、ウィスコンシン、ミシガンといった接戦州に対して、「不正投票が行われた」との訴えを起こしていた。だが、それらが受け付けられることはなく、ジョージア州では2度の再集計後も結果は変わらなかった。
 トランプ氏は自分が選んだ3人を含む保守派が多数の最高裁が、これらの州での選挙の無効判断を出してくれることを祈っていたが、11日には審理どころか、訴状の受付そのものが却下された。
 これで、各州の投票結果が変わることなく選挙人投票の日を迎えたが、各州で確定されていた投票結果に謀反を起こす選挙人は1人もおらず、当初の予想通り、306人対232人でバイデン氏の勝利が確定した。

 これを受け、これまでバイデン氏の祝福に慎重な態度でいたロシアのプーチン大統領が15日に、「世界が直面する課題解決に向け、相互の関係性を築き上げる用意はできている」とクレムリン経由で祝電を打った。国家元首の祝福としては、11月25日に行われ

選挙人投票所(Office Of Governor NY)

た中国の習近平国家主席に並ぶ、影響力の大きなものとなった。
 さらに、米国の隣国のメキシコでもオブラドール大統領がバイデン氏宛に祝福の手紙を送ったことが明らかとなっている。
 これでバイデン氏を祝福していないのは、ボルソナロ大統領と北朝鮮の金正恩最高指導者の2人だけとなっていた。
 ボルソナロ氏は11月7日に当確が発表されて以降も、「米国の大統領選では、多くの不正が行われたようだ」と、トランプ氏の起こしていた法廷闘争の結果を待つ発言を行っていた。
 大統領の正式承認は、21年1月6日に連邦議会で開封の末に行われる。トランプ氏や同氏の支持者は、議会がバイデン氏の当選を無効にする可能性にかけている。だが15日には、議会内の共和党議員に最大級の影響を持ち、トランプ氏の法廷闘争を支持していたミッチ・マコーネル上院多数党院内総務すらも、バイデン氏を祝福する声明を発表。事態の逆転はほぼ絶望的となっていた。
 こうして圧力がかかる中、15日付現地サイトによれば同日午後5時過ぎ、ボルソナロ大統領がバイデン氏の勝利をようやく認め、「米国が自由の国であり、勇敢な国であり続けることを願っています」とのメッセージを送ったと報じた。

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