ホーム | 日系社会ニュース | SC病院=石川レナト理事長が退任=手腕マナウス総領事館=草の根で多目的施設増設へ=ロンドニア日伯文化協会に発揮し9年間で経営刷新=財務体質や院内環境改善

SC病院=石川レナト理事長が退任=手腕マナウス総領事館=草の根で多目的施設増設へ=ロンドニア日伯文化協会に発揮し9年間で経営刷新=財務体質や院内環境改善

マリエラ・タマダ会長と関口ひとみ総領事(マナウス総領事館提供写真)

マリエラ・タマダ会長と関口ひとみ総領事(マナウス総領事館提供写真)

 在マナウス日本国総領事館(関口ひとみ総領事)は3月15日に、ロンドニア日伯文化協会(マリエラ・タマダ会長)との間で草の根文化無償資金協力による「ロンドニア日伯文化協会多目的施設建設計画」贈与契約署名式を執り行った。
 同会による日本語教育・日本文化普及への環境を改善し、当地の日本語普及や日本文化の理解促進に寄与するため、175・70平米の多目的施設が建設される予定。
 このほか歩道のバリアフリー化、施設の防犯策として防犯カメラ6台・DVRセット1台及び240mの電気柵を設置する他、施設設備にエアコン1台、大型扇風機2台、プロジェクター1台、三脚型プロジェクタースクリーン1個、ホワイトボード1個が整備される。
 関口総領事は「活動への参加者の大半が非日系という同協会は、同州における日本語・日本文化の普及と継承に重要な役割を担われています」と評し「コロナ禍の厳しい状況下でも活動継続のための努力をされている」と敬意を表した。

「ロンドニア日伯文化協会多目的施設建設計画契約」署名式の様子

「ロンドニア日伯文化協会多目的施設建設計画契約」署名式の様子

 タマダ会長は贈与式の挨拶で日本政府と総領事館へ深い謝辞を述べると供に「支援で多目的施設が増設されることで、より多くの日本語の生徒の受け入れが可能となり、和太鼓やその他活動の質も向上すると確信しています」と更なる日本文化普及活動活性化への意気込みをみせた。
 1994年に設立された同協会は、小規模ながらブラジル社会に日本文化や日本食を普及するイベントを実施しており、領事館と共催で日本文化週間も開催してきた。

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