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JICA=「日本語学校には宝物がいっぱい」=日本語学校運営管理セミナー

セミナーのパンフレット

セミナーのパンフレット

 日本時間の6月26日(土)午前8時から10時にかけて、20201年度日系社会研修「NIKKEI日本語学校運営管理オンライン・セミナー」を、JICA(国際協力機構)の主催で、海外日系人協会が実施する。ブラジル時間では25日(金)20時から22時。
 パンデミックで経営難に直面し、舵取りに苦労している学校が多い中、日本語学校の本当の価値と意義をとらえ直し、どう運営・管理していくのかを共に考え、提案するセミナー。
 対象は、中南米日系社会の日本語教師はもちろん、日系団体の日本語学校運営担当役員など。「現在休校または閉校している日系団体の関係者にも是非参加してもらいたい」と主催者は広く呼びかけている。
 同セミナーはオンライン会議ズーム上で開催するため、定員は先着500人まで。参加費は無料。ポルトガル語とスペイン語の同時通訳がつく。
 参加者にはJICA日系社会研修で実施している研修内容の一部を後日動画で提供。ポルトガル語とスペイン語の字幕もつく。
 早稲田大学大学院日本語教育研究科の福島青史教授を招き、「グローカル社会の言語・文化資源としての日系日本語学校―過去から未来をどのように紡ぐか?」をテーマにした基調講演を開催。
 「グローカル」とはグローバルとローカルの合成語で、「地球規模の視野で考え、地域視点で行動する」ような方向性のこと。身近すぎて見えなかった中南米の日本語学校が持つ本当の価値を再発見すると共に、新たに皆で未来像を描いていく。
 セミナーは対談式ディスカッションと質疑応答の時間が設けられており、海外日系人協会の水上貴雄継承日系教育センター長が聞き手として進行していく。質疑応答はセミナー中のチャットで受け付ける。
 後日視聴できる動画では現状分析や誌上分析、戦略立案方法がわかる研修動画をオンデマンド配信される。動画内で紹介する方法を学校に関わる人達で実施することで、隠れていた需要や人的資源を把握し、具体的な将来像を持って学校づくりが可能となるという。
 参加申込みは申請フォーム(https://forms.gle/tHnVCkR8X1NNh4G16)から日本時間の6月23日(水)までに申し込むこと。問合わせは海外日系人協会(メール=nikkeivol@jadesas.or.jp、担当:小田英理名)まで。

■PDF版のセミナーのパンプレット
seminar information_JP_ver2 (1)

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