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リオ国立図書館基金=アマゾン日本移民の歴史を解説=ジュートや黒胡椒の成功など

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 リオ市にある国立図書館(Biblioteca Nacional、BN)および同館財団が、ユーチューブ上で企画・ライブ配信を手がける「LIVES DA BN」シリーズの一環として、6月21日(月)の17時に「アマゾナス州パリンチンスでの日本移民」を配信した。
 配信では国士舘高等拓殖学校を1930年に設立し、視察に入った上塚司氏と翌31年に同校卒業生が入植後に地域経済や農業に大きな変化をもたらした歴史をふまえつつ、高拓生達の情報がどのように他州へ伝わったかを同館所蔵の史料から紐解く。
 入植後日本移民は同地に馴染むインド種ジュートの品種改良に成功させ、経済成長をもたらした。NPK農法やトラクターの導入などを行ってきた。また、パラー州のトメアスー移住地での黒胡椒栽培導入の際にも同様に成功に導いてきた。
 配信には日本移民によるブラジル農業の関わりを重点に研究するアルデノール・ダ・シルバ・フェレイラ氏と、リオ・デ・ジャネイロ連邦大学文学部教授のミシェレ・エドゥアルダ・ブラジル・デ・サ氏が登場する。
 2氏共に国家科学技術開発審議会(CNpq)に登録されている日本に関する学際的な研究グループのリーダーを務める。
 同館チャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCLOJDjeIojQcPX2wyaUd9Xw)で配信する。配信公開後も動画は残りのでいつでも視聴できる。

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