ホーム | 日系社会ニュース | ヒト街点描=五輪はブラジルの放送で

ヒト街点描=五輪はブラジルの放送で

23日、五輪開会式のブラジル代表団の入場行進(Foto: Rodolfo Vilela/rededoesporte.gov.br)

23日、五輪開会式のブラジル代表団の入場行進(Foto: Rodolfo Vilela/rededoesporte.gov.br)

 23日朝、読者から「東京五輪の開会式が始まっているはずなのに、NHKではゴルフの番組が流れている。いったいどうなっているんだ」というお叱りの電話がかかってきた。
 よく聞けば、海外向け日本語サービス「NHKワールド・プレミアム」のことだった。
 オリンピックは国ごとに放映権の契約が行われており、NHKは日本国内の放映権しか買っていない。だからオリンピック映像は日本国外に放映できない。NHKはブラジルでオリンピック映像を流せないわけだ。
 ブラジルで放映権を買っているのはグローボ・グループなどだから、グローボで放送されている。地上波放送(カナル・アベルタ)では毎晩22時から翌朝11時まで放送されている。
 もちろん、ブラジル選手が出場する競技が中心になり、ブラジル選手を中心に映し出すが、仕方がない。
 なお、グローボ系列の有料放送「SporTV」では4チャンネルをさいて、あらゆる競技を網羅している。また有料放送「BandSportes」でも24時間、生中継している。衛星放送のパコッチ契約をしている読者は、チャンネルをあちこち探してみたら意外と見られるかも。(深)

image_print