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《ブラジル》アフガン難民受入れに前向き姿勢=ビザ取得などの難題残るも

予防接種を受けるベネズエラ人難民(参考画像・Jose Nildo/Semsa)

 ブラジル政府が人道的立場から、アフガニスタンからの移民の受け入れやすくするよう検討しているという。19日付現地サイトが報じている。
 連邦政府はイスラム過激派集団「タリバン」の武力制圧に対し、「非常に懸念している」との声明を出しており、人権問題の見地から同国からの移民を前向きに受け入れる対応を検討しているという。
 法務省によると、現時点でブラジルでのアフガニスタン難民の総数は162人、申請中の人も49人で決して多くない。だが、今回の武力制圧で国外逃亡者が続出していることを受け、ブラジルへの難民の数も増えると同省は見ている。同省としては、現在受け入れているベネズエラ難民のように受入れる意向だ。

 だが、アフガニスタン難民がブラジルまで来るのは現状では困難だ。それは、同国にはブラジル総領事館がなく、ブラジル入国に必要なビザが隣国パキスタンのイスラマバードまでいかないと取れないからだ。出国するにはタリバンの存在が大きな壁にもなる。
 またブラジルにわたる場合は空路渡航となり、コロナワクチンの接種証明か陰性証明が必要となる。
 難民受け入れは、こうした問題をどのようにして解消するかが課題となる。

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