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《ブラジル》サンパウロ州がサッカー観戦を認可=リオ市では大規模イベントも=いずれも接種証明提示が条件

このような観客がいっぱい入った試合がもうじき始まりそうだ(Foto: Marcelo Camargo/Agencia Brasil)

 新型コロナのワクチン接種が進み、病床占有率の低下などが報じられる中、サンパウロ州のジョアン・ドリア知事が23日夜、10月からはサッカーの試合も30%の観客を入れる事を認め、11月からは100%解禁とする意向を明らかにした。同様の規制緩和はリオ市でも発表されているが、いずれも接種証明の提示などが条件で、非接種者が肩身の狭い思いをする状況が広がりそうだ。
 23、24日付現地サイトによると、サンパウロ州でのサッカー観戦は10月4日からが30%、15日からが50%、11月1日からは100%解禁となる。
 入場できるのは、ヤンセン社製ワクチンなら1度、それ以外なら2度の接種を受けた接種完了者で、1度しか受けていない人は24時間以内に受けた抗体検査か48時間以内に受けたPCR検査の結果を提示する必要がある。サンパウロ州では1日以降、500人以上が集まるイベントでは接種証明の提示が必要となっている。
 同日はペルナンブコ州政府も、27日からサッカーの試合に観客を入れる事を認めるとの意向を表明している。

サンパウロ州がサッカーの観戦を認めたと報じる23日付UOLサイトの記事の一部

 両州政府の判断は、ブラジルサッカー連盟1部リーグのチームが8日に行った会合で、全ての試合開催地が観客を入れる事を認めた場合にのみ、ブラジル選手権の試合に観客を入れる事を認めると決めた事を受けたものだ。
 他方、リオ市では23日、10月に中央部とアルト・ダ・ボア・ヴィスタ、南部の3カ所で大きなテストイベントを行うと発表した。最初の二つは野外のイベントで、最大5千人というもので、南部のものは500人規模だ。三つのイベントはマスク着用も社会的な距離の確保も義務付けられない初の例だが、参加者は全員、接種証明とPCRの陰性証明を提示する必要がある。
 リオ市では15日から、映画館や劇場、スタジアム、観光名所などでの接種証明の提示が義務化されており、集団検診を受ける場合やファミリア・カリオカと呼ばれるカードを使う場合も接種証明を求められる。同市はデルタ株の感染中心地となっていたが、接種証明義務化で接種を促した事もあり、病床占有率はかなり低下している。
 接種証明の提示義務や提示が必要な場所、公務員への接種義務などは自治体毎に異なり、独自の証明書を発行しているところもある。保健省のConecte SUSやサンパウロ州のポウパテンポ・ディジタル(Poupatempo Digital)といったアプリで取得したデジタル証明には、氏名などの個人情報と、どこのワクチンをいつ、どこで接種されたかが明記されている。

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