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援協=SMA病院増棟工事を視察=JICA助成金500万レアル「地域に根付く日伯友好の証」

左からSMA市長、門屋JICA次長、山内領事部長、援協の税田会長、ブランコ州議、シッティーニDRS局長ら(記念撮影でマスクをはずしたところ)

左からSMA市長、門屋JICA次長、山内領事部長、援協の税田会長、ブランコ州議、シッティーニDRS局長ら(記念撮影でマスクをはずしたところ)

 「この増築で37床の長期療養患者を迎えられるようになる。今までは術後5日間の入院までしか受け入れできず、その後は退院するか別の大病院へ転院してもらう措置をとっていた」。サンミゲル・アルカンジョ(以下SMA)病院を視察した後、森エリオ運営委員長はそう説明した。この視察は9月29日午前に行われ、昼前から式典になった。この病棟増築計画にはJICA助成金で約500万レアルが投じられ、2月に完成予定。


 現在の総病床数は47床で、うち長期入院患者用病床は5床のみ。隣接する市も小さな病院が多く、長期入院が出来ない現状があり、近隣からも期待が寄せられている。
 税田清七会長は式典挨拶で来賓や理事を紹介した後、JICAと援協の関わりを説明し「JICA資金援助のおかげで増棟が可能になり、素晴らしい瞬間をまた祝うことができました」と感謝を表した。
 

現在増棟工事中の現場

現在増棟工事中の現場

森SMA病院運営委員長が関係者に感謝の言葉を述べ、ピニャールの山下治さんが地元日系コミュニティを代表して挨拶し、「日本も非常に厳しい情勢にある中で感謝の言葉もありません」と述べた。伯国内のコロナ禍の惨状を憂い、「今後も一丸となってコロナ撲滅に努めていきたい」とあいさつした。
 ソロカバ地域保健局(DRS)ケリー・クリスチアネ・シッティーニ局長は「ここは近隣の患者も受け入れており、非常に価値ある病院です。ソロカバ市長も喜んでいます」と説明し、増棟計画に歓迎の意を示した。

 SMA市のパウロ・リカルド・ダ・シルバ市長は「この増棟事業は市にとっても重要です。増築前から立派な病院でしたが、よりすばらしくなる。JICA助成金は地域に役立つ形で活かされる」と喜びを表した。
 オスカル・カステロ・ブランコ州議は「時に誤った場所に大金を無駄にしてしまう例も見てきましたが、今回ばかりは素晴らしいプロジェクト。ガンバッテクダサイ」と日本語でエールを送って締めくくった。

市の新聞でも工事について取り上げられている

市の新聞でも工事について取り上げられている

 JICAブラジル事務所の門屋篤典次長は、コロナ禍で困難な状況に置かれる日系病院や福祉施設に支援事業を行っている事を説明し、「ますます地域社会に貢献してくれることを願っています」と期待を込めた。
 在聖総領事館の山内隆弘領事部長は、「この病院が市と聖州の協力を得て地域の医療の向上に非常に役立っている事を実感いたしました」と述べ、「さらに今回JICAの事業による拡張で一層の地域医療の向上になる事を期待しています。日伯間の友好の証として地域に根付いている。完成の暁には皆様と共にお祝いしたい」と挨拶した。
 式典後にはSMA文化協会婦人部が腕を奮った料理や、ビワなどが振る舞われ、和やかな中で式典が締めくくられた。

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