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《ブラジル》コロナ死者1週間なしの州出現=7日はリオ州でも犠牲者ゼロ=ワクチン接種の効果は歴然

日常を取り戻しつつある街(Marcelo Camargo/Agencia Brasil)

 新型コロナ国内初の感染者確認から620日目の6日、1週間の死者ゼロという州が出現した。ワクチン接種進展の効果が数字の上でも確認できる。
 6日の感染者は2187万4324人、10月31日からの1週間の感染者は前週比で12・8%減の7万230人となった。感染者が前週より増えたのは8州で、前週より1減った。
 6日の感染者の7日間平均は1万33人で1万人台に戻ったが、7日の感染者は6115人増の2188万439人で、7日間平均は9941人に減った。
 6日現在の死者は60万9388人で、感染学上の1週間の死者は前週比で24・3%減の1694人、7日間平均は242人だった。7日の死者は前日比59人増の60万9447人で、7日間平均は232人となった。7日間平均はメディア統計が1日から、保健省統計でも2日から、200人台が続いている。
 1日の死者59人は昨年4月5日の54人以来の50人台だ。1週間の死者が前週より増えたのは5州で、12州だった前週の半分以下だ。
 感染学上の第43週はアクレ州で死者ゼロを記録。同州は10月15~21日の7日間も死者がゼロだったが、感染学上の週では死者増を記録。今回は10月26日から12日間死者ゼロで、感染学上の週でも死者ゼロとなった。同州は感染者も8万8068人(7日現在)で全国最少。7日も死者はゼロだった。

 昨年4月15日にトカンチンス州でも死者が出て以来、死者ゼロの州があったのは、昨年4月12~18日と第17週のロライマ州以来だ。
 7日は死者ゼロの州が12に増えた(内4州はデータ未更新)。その一つは死者が8494人で全国2位、死亡率は3967人/100万人で1位のリオ州だ。同州の先週の死者147人は、前週より58%少ない。南部/南東部の州での死者ゼロは10月25日のミナス州以来だ。
 4~5日付現地紙、サイトによれば、サンパウロ市では10月30~11月1日と4日の死者が1人で、4日現在の死者の7日間平均が3・86人、入院者は563床中33%に減少。ピーク時の集中治療室占有率は1400床中95%、24時間の死者は387人、7日間平均も247人に達していたから、激減だ。
 同市保健局は、ピーク時は70歳以上の人と医療従事者しかワクチン接種を受けてなかったが、現在は成人人口の94・28%が接種を完了。12~17歳への接種も進んでおり、好結果を生んでいるとしている。

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