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《ブラジル》正直者の農夫ネストルさん=誤入金の86万レアル(約1700万円)を返金

誤って振り込まれた86万レアルを即座に返金した農夫がいると報じる26日付G1サイトの記事の一部

 インフレ高進や失業率の高止まりなどで実質所得の減少に悩む人も多い中、86万レアル(約1700万円)もの大金が間違って振り込まれたのを見て、即座に返金した農夫がおり、町中の話題になっている。
 町中の人が「元百万長者」としてその正直さを誉めそやしているのは、リオ・グランデ・ド・スル州アロイオ・ド・マイオ市に住む農夫のネストル・フール氏だ。
 同市の中心地から約10キロのところにあるピカーダ・アロイオ・ド・マイオで鶏や牛を飼っているネストル氏は、銀行から電話を受け、「あなたの口座で問題が起きた。急いで来てくれ」と言われた。
 「何が起きたのか」と訊ねても答えてくれないため、疑心暗鬼で銀行に向かったネストル氏は、担当者から「何かのミスである会社からあなたの口座に86万レアルが振り込まれた。どうしたいか?」と訊ねられ、即座に返金するよう求めた。

 「まるで1日だけ、百万長者になった気分だったよ。でも、すぐに返金してもらった。俺の金じゃないもの。欲しくなんてないさ」と言うネストル氏は、2万1千人ほどの町の住民から「元百万長者」として知られるようになったという。
 ネストル氏が間違って振り込まれた金を返金したのは今回が初めてではない。2002年には、当時勤めていた食肉加工会社から1万2千レアルの振込みを受け、本来受け取るはずだった1200レアル以外を返金した事があったという。
 ネストル氏は今回の出来事の記録として、数時間だけ大金持ちになった事を示す残高明細を手許に残している。

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