ホーム | 日系社会ニュース | ジャカレイ文協=名物やきそばの味を再び=第2回YAKIドライブスルー

ジャカレイ文協=名物やきそばの味を再び=第2回YAKIドライブスルー

大活躍した青年部の皆さん

大活躍した青年部の皆さん

 サンパウロ州ジャカレイ市のジャカレイ日伯文化体育協会(早川功会長)は11月6日、『第2回YAKIドライブスルー』を行った。名物の美味しいやきそばやどら焼き、焼き鳥などが販売され、受け渡しもされた。
 パンデミックが収まり始めてから再開された『YAKIドライブスルー』。以前から行われていたが、コロナ禍により中止されていた。少しでも街の人々に、同文協が作る日本の味を届けようという思いを込めて行われた。早川功文協会長は「今回のイベントでは前回のようにパスタの不足はなかった。お客様も満足したに違いない」と自信を見せた。
 同青年部の向畑カロリーネなつみ部長は、前向きな姿勢で「以前より物事や時間の整理が上手く出来で非常によかった」と語り、アウブケルケ・ダニエル事務員は「売り上げは好調だった。イベントは大成功に終わり以前に比べて問題も少なかった」との好感触を受けた様子。

婦人部の皆さん

婦人部の皆さん

 毎回参加する三浦美恵子さん(53)は、「私たちもやきそばを頂いた。とても美味しかった。何よりも、若い人たちが婦人部と一緒に頑張る姿がとても喜ばしかった」と感想を述べた。
 以前は、婦人部がやきそばとどら焼きを作り、青年部は焼き鳥を作るといった分担作業がなされていた。だが、コロナの影響で高齢者が中心だった婦人部が参加できなくなり、代わりに青年部が大半の活動をこなすようになった。これをきっかけに文協における青年部の存在が大きくなった。早川会長は「青年部は素晴らしい仕事をしている。皆責任をもって、喜びと笑顔で仕事をこなしている」と感心していた。
 このように、大きな役割を果たしている青年部の今後の活動について、同会長は「青年部は経験が豊富な人が若い人に知識を伝えている。彼らは一生続く素晴らしい関係と友情を築くだろう。これらの機会を作るのが日本人会の役目の一つである」と抱負を語った。
 向畑部長は「青年部は次世代の文協を背負うものである。日本文化を次の世代に引き継ぐことが私たちの役割である」と継続に対する熱い思いを打ち明けた。
 同青年会は1944年様々なスポーツイベントに若者が参加して始まったが、1950年12月20日にBBCJ(Base Ball Cluab Jacareí)が設立され、1951年5月23日に正式に設立された。
 2004年に改名され、現在は青年部と呼ばれている。同文協での全てのイベントを支えつつ、独自の行事も行っている。青年部が主催する主なイベントは、運動会と七夕・盆踊りで、後者には日本の伝統である七夕とブラジルのフェスタジュニーナが混ざり合っている。

ドライブスルーで商品を受け渡しする様子

ドライブスルーで商品を受け渡しする様子

image_print