ホーム | 2021 (ページ 113)

2021の記事一覧

東西南北

 全国的な少雨により、水力発電所のダム枯渇や電力供給上の危機が伝えられはじめてから久しいが、日常の水の供給でも危機感が生まれてきている。大サンパウロ市圏最大の水がめで、同地域の70%に水を供給しているカンタレイラ水系の水位が、「警戒水位」とされる40%を割り込み、現在は39%まで落ちている。10月までは雨が期待できないので、さら ...

続きを読む »

外務大臣表彰を14人と1協会に=茶道、市議、野球など多分野から

 日本政府は20日に外務大臣表彰を発表、ブラジルからは14人と1協会が受賞した。この表彰は、日本と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている人の中でも特に顕著な功績のあった個人および団体の功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を周囲にお願いするもの。受賞した山下譲二氏は「大変身に余る光栄。受賞に値するよう ...

続きを読む »

効果を示さない「軍の威嚇」

煙を上げる戦車(Twitter)

 ここのところ、ボルソナロ大統領、ならびに支持者や軍人閣僚たちが「軍のイメージによる威嚇」によって、連邦議会や裁判所、さらに国民の考えを必死に変えたがっているように見えるが、うまくいっていない。少なくともコラム子にはそのように映る。  事の発端は、大統領が来年の選挙に導入したがっている「印刷付き投票」(ヴォト・インプレッソ)が思 ...

続きを読む »

キノコ雑考=ブラジルに於けるキノコ栽培の史実とその背景=元JAIDO及びJICA 農水産専門家 野澤 弘司 (11)

鶏舎を改造した初期のマッシュルーム栽培菌舎。壁に泥を塗りたくって断熱

*)1958年;マッシュルームの需要は、巷での様々な情報機関やキノコ本来の高級嗜好の食材としての評価が漸次浸透し、栽培者も増えてきたので、古本はドイツ系ブラジ人のLorfとマッシュルームの缶詰工場”YALE”を設立した。  しかし加工原料としてのキノコの集荷状況は缶詰の設備能力を満たすには程遠く、稼働率は設備能力の30%にも及ば ...

続きを読む »

《ブラジル》失業者の3人に2人は女性=若者、低学歴者も苦渋の日々

長期の失業者に占める女性の割合(17日付エスタード紙の記事の一部)  新型コロナのパンデミックで、ブラジルでは失業率がより高くなったが、2年以上仕事を探している人の3人に2人は女性である事や、半数は17~29歳の若者である事がわかった。失業状態が長引くと非正規雇用に流れたり、職を探すのをあきらめたりする事につながると17日付Te ...

続きを読む »

《ブラジル》コロナ禍CPI「大統領に渡った後改ざん」=数字変えて正式書類の体裁に=父が大統領へ、作成者が証言=委員会はボルソナロ起訴か

17日のマルケス氏(Pedro Franca)  17日の上院のコロナ禍議会調査委員会(CPI)は、連邦会計検査院(TCU)監査員のアレッシャンドレ・フィゲイレード・コスタ・マルケス氏を召喚して行われた。マルケス氏は、コロナウイルスの死者数に関する内部データが同氏の父の手を経て友人のボルソナロ大統領の目に入ったことや、大統領が言 ...

続きを読む »

《ブラジル》デルタ株感染者84%増加=新規感染者の61%占める=流行中心地リオで入院急増

 新型コロナウイルスの中でも感染力が強いデルタ株(インド株)による感染拡大が進み、17日現在の同株感染者は1週間で84%増え、1051人となったと17日付現地サイトが報じた。  17日現在のデルタ株感染者は、リオ州431人、サンパウロ州231人、リオ・グランデ・ド・スル州119人、連邦直轄区87人、パラナ州56人、サンタカタリー ...

続きを読む »

《ブラジル》「軍政なかった」「軍介入は合憲」軍人閣僚が続々と物議醸す

 軍人閣僚のヴァルテル・ブラガ・ネット国防相とアウグスト・エレーノ大統領府安全保障室(GSI)長官が、相次いで物議を醸す発言を行い、批判を浴びた。18日付現地紙が報じている。  ブラガ国防相の発言は17日、下院に召喚された際に行われたものだ。この日の召喚は、同国防相が7月8日にアルトゥール・リラ下院議長に対し、ボルソナロ大統領が ...

続きを読む »

《サンパウロ市》交通渋滞が161%も悪化=授業再開や外出規制緩和で

 新学期の授業が始まった事や外出規制緩和で、8月前半のサンパウロ市の交通渋滞は7月より161%悪化と18日付現地サイトが報じた。この数字は、市内を走る運転手らが使うアプリWazeが渋滞発生を警告した回数から算出された。  それによると8月1~15日は、6~8時のピーク時に2108件の警告が発せられた。この数は7月の808件より1 ...

続きを読む »

《ブラジル》下院で所得税法案審議を延期=株主配当税で意見分かれ

 下院が17日、所得税改正法案の審議を賛成多数で延期することを決めた。導入を予定している株主配当税の比率を巡り、意見が分かれている。18日付現地紙が報じている。 コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い Log In. あなたは会員ですか ? 会員について

続きを読む »