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ニッケイ新聞 2008年8月22日付け

 北京五輪第十四日の二十一日、女子ソフトボール決勝で日本がアメリカを三×一で破り、同種目が五輪競技となって以来初めてアメリカ以外が金メダルを獲得した。日本メディアの報道によると、日本代表として出場していたアチバイア出身の染谷美佳投手は、二試合に登板。十七日のアメリカ戦は五回を投げ二本塁打を含む被安打五、三失点と不満の残る内容だったが、十八日のカナダ戦では最終回に登板し、無失点で締め括った。
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 東京外大の多文化教育センターが、在日ブラジル人子弟に対してインターネットで無料配布している日本語教材「プロジェクト・トゥカーノ」。同サイトへのアクセス数は徐々に増えており、今年六月には約一万六千人までのぼっているのだとか。無料で手に入ることから気軽に閲覧したり、ダウンロードできることもアクセス増の理由か。今後成果があらわれるよう期待したい。
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 今年二月から三月にかけ本紙に掲載された「大武和三郎~辞書編纂と数奇な運命~」が海外日系新聞協会賞のグランプリにあたる大賞を受賞した。本紙はほぼ毎年連載記事などを応募しており、部門、特別、努力賞などに選ばれてきたが、大賞(〇四年に増設、それまでは協会賞が大賞にあたる)は〇二年の「再浮上する日伯学園構想」(深沢正雪記者)以来、二度目。なお、サンパウロ人文科学研究所では、同連載をまとめたパンフレットを個人一冊、団体三冊まで無料配布している。関心のある方は人文研(電話=11・3277・8616)まで。

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