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熊本県人会=県費留学OBの宮崎さん=県人会で医療・健康講演

ニッケイ新聞 2008年5月6日付け

 熊本県県費留学生OBの宮崎セバスチャンさん(39、三世)が十日午後一時から熊本県人会館(Rua Guimaraes Passos,142)で「医学の進歩と老人の健康」をテーマに講演する。
 ピエダーデ出身の宮崎さんは九五年に県費留学生として熊本大学医学部に留学し、ピロリ菌感染と胃ガンの関連について研究。一年の留学期間終了後も自費で同大に残り、〇一年に博士号を修得した。
 〇五年に熊本市で「統合医療ネットワークVida」を設立、市内の医療機関と連係して西洋医学と東洋医学、代替治療を併用したガン治療「統合医療」に取組んでいる。五年ぶりの里帰りを機会に今回の講演が決まった。
 「留学の報告も兼ねてがんばりたい」と話す宮崎さん。講演では日本の最新治療紹介のほか、高齢者が自分でできる健康維持法の紹介、体験なども行なう。講演は日本語、解説用スライドはポ語で表示される。
 参加無料で県人会関係者以外の参加も歓迎。小山田祥雄会長は「大勢の人に来てほしい」と呼びかけた。
 問い合わせは同会(11・5084・1338)

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