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将棋王座決定戦バウルー=16歳稲村君勝つ

12月8日(水)

 [バウルー]バウルー将棋愛好会(大川弘毅会長)主催により、第十二回将棋大会・王座決定戦が、去る十一月十四日、文協会館で行われた。文協(田崎輝雄会長)の後援だった。ノロエステ将棋連盟所属の愛好者四人の参加もあり賑わった。
 出場者は地元、マリリア、アリアンサ、女性を含め二十四人。最高齢者は九十一歳だった。王座決定戦に勝ち残ったのは、第十一回大会・王将戦を制したベテランの大川三段(68)とマリリアの新鋭十六歳の稲村二段。大川三段が優位に指しすすめていたが、勝ちを急いで一手誤り、敗れた。稲村二段は来期三段昇段が確実。三位は高橋二段だった。
 「バウルー将棋愛好会も発足三年。充実した大会が開催できるようになったのも、多くの人たちの応援があってのこと」と大川会長が感謝していた。(酒井威夫通信員)

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