越境する日本文化 マンガ・アニメ
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越境する日本文化 マンガ・アニメ(9)=孤軍奮闘したアブラデミ=日系人の存在がブームの下地
1月31日(金) マンガ・アニメの隆盛は新しいメディアの発達により、コロニアのあたま越しに日本から直接流れ込んできた。ブラジルの日本食ブームが、欧米からの影響で始まったのと似ている。にしても、何らか
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越境する日本文化 マンガ・アニメ(8)=マニアックな読者たち=マンガ通して 日本の風俗へ親しみ
1月30日(木) USPでマンガ史を教えるソニア・ルイテン教授は「ブラジル人のコミュニケーション手段の中心は、文章ではなく目(ヴィジュアル)と耳(会話)。その分、敏感に反応する」とし、それゆえマンガ
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越境する日本文化 マンガ・アニメ(7)=スーパーマンの危機?!=日本の情けない ヒーローに座を奪われる
1月29日(水) 「スーパーヒーローたちは現在、世界中で危機的状況にある――」 これはマンガの中の話ではない。昨年十一月末にパウリスタ大通りのSESI(産業社会サービス)内に開設されたアメリカン・
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越境する日本文化 マンガ・アニメ(6)=違和感を超える面白さ=コロニア通らず入り込む
1月28日(火) 昨年二月二十四日付エスタード紙国際面にでかでかと掲載された写真を見て、一瞬、目を疑った。コロンビアのメデリンの武装都市ゲリラが、奇妙なシャツを着てピストルをかまえていた。そうSam
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越境する日本文化 マンガ・アニメ(5)=アメコミはライバル?!=子どもの頃からマンガ家が夢
1月25日(土) ブラジルでも毎月のようにオリジナルマンガが出版されているが、三号まで続くものはほとんどない。その中で、エリカ・アワノさんが作画家として参加する月刊コミック『Holy avenger
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越境する日本文化 マンガ・アニメ(4)=鼻息荒いマンガ出版業界=日系が始めブラジル人が市場拡大
1月24日(金) 「なぜブラジルでマンガの人気が出てきてるのか? それはJBCのおかげ」とまで言い切るのは、同出版社の出版事業総責任者のジューリオ・モレーノさんだ。 サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ
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越境する日本文化 マンガ・アニメ(3)=パソコンとアニメの 怪しい関係=ネットの闇にうごめくオタクたち
1月23日(木) カタカタカタ――。目の前のモレーノ(褐色肌の人)がキーボートを叩く。「Dragon Ball」というキーワードを入れ、決定キーを押すと、パソコンのモニターには、ずらっとダウンロード
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越境する日本文化 マンガ・アニメ(2)=激増する〃Otaku〃たち=マンガ読者人口5百万人?!
1月22日(水) 『Chobits』『犬夜叉』『ワンピース』『ドラゴンボールZ』『バガボンド』『エバンゲリオン』『らんま1/2』など、現在国内で出版されているマンガ翻訳本のタイトル数だけで約二十本。
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越境する日本文化 マンガ・アニメ(1)=『聖闘士星矢』が転載=94年以降、激増すらファン人口
1月21日(火) (共同連載『越境する日本文化』の統一) テレビの主婦番組ではブラジル人シェフが日本料理を教え、街角には日本語Tシャツを着た人々が行きかい、バンカには日本のマンガがずらりと並んでいる