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杉村濬の史実発掘――足跡追ったFDP

杉村濬の史実発掘――足跡追ったFDP=連載(下)=ペトロポリスで100年前想起=公使館跡地はいま住宅

ニッケイ新聞 2007年11月20日付け  杉村の足跡を残し、その功績を称えようとする活動は、有志らによって進められている。その一つが歴史資料の収集と検証だ。  FDPは、日本で孫の新さんから入手した資料をもとに、今年三月、リオデジャネイロから約七十キロのペトロポリスを訪れた。同地に設置されていた初代在ブラジル日本公使館跡の現状 ...

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杉村濬の史実発掘――足跡追ったFDP=連載(中)=カナダでの日本人冷遇に悲観=ブラジルへの傾斜強める

ニッケイ新聞 2007年11月17日付け  杉村を南米移民促進に駆り立てたものは何であったか――。「岩手の先人とカナダ」(菊地孝育著)には第三話でバンクーバー初代領事を務めた杉村についてページを割き、さきの問いを解くための「鍵の一端を在バンクーバー帝国領事館初代領事の頃に見ることができる」としている。  一八八九年五月、杉村はカ ...

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杉村濬の史実発掘――足跡追ったFDP=連載(上)=日本移民導入に尽力=笠戸丸を見ずに他界

ニッケイ新聞 2007年11月15日付け  移民賛成論を唱えて、ブラジル日本移民の端緒を開いた人、杉村濬(すぎむらふかし、一八四八―一九〇六)。駐ブラジル三代目日本公使として滞伯し、移民導入に尽力した。一回目(笠戸丸)の移民を待たずして、ブラジルで骨を埋めた人――。来年、日本移民百周年を迎えるにあたり、各地、各団体で歴史資料の整 ...

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