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軍事政権 関連記事

MPB4のルイ・ファリア死去=シコ・ブアルキやミルトン・ナシメントらと共演

 1960~70年代にかけて、シコ・ブアルキやミルトン・ナシメンら、後のブラジル大衆音楽の巨人となったアーティストたちとの共演で知られるヴォーカル・グループ、MPB4のルイ・ファリアが11日、死去した。彼の元妻で歌手のシナラ・ファリアがフェイスブック上で明らかにしたもので、死因については明らかにされていない。80歳だった。  1 ...

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商議所=新移民法セミナーを開催=永住ビザ消滅など変更点多数=30年ぶり、観光客にも影響

注目を伺わせた新移民法セミナー

 ブラジル日本商工会議所は、佐伯法律事務所のミシェレ・アイダール弁護士を講師に招き、「新移民法セミナー」を先月19日に開催した。軍事政権下の80年に制定された旧法以来、約30年ぶりの改正となった新移民法では、保護主義的性格が色濃く、法的に不明瞭な点が多かった外国人に対する差別の撲滅が謳われ、その権利と義務が明記された。それに伴い ...

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《ブラジル》PMDBがMDBに再改名=腐敗イメージの一新狙う

 テメル大統領の民主運動党(PMDB)が19日に臨時の党大会を開催し、37年ぶりに党名をMDB(民主運動)に改めた。20日付現地紙が報じている。  変更点は「党(パルチード)」を表すPが取れることだが、これは同党が1966年に、当時の軍事政権に賛同しない政治家を集めた野党として結成された際の名前と同じものだ。同党の党名は、198 ...

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フォルクスワーゲン=ブラジル軍事政権に忠誠尽くした暗い過去=反政府労働者の逮捕などで協力

 ドイツに本社を置く自動車大手のフォルクスワーゲンが14日、同社のブラジル支社が、軍事政権下の1964~1985年に、当時のブラジル軍事政権に忠誠を尽くし、反政府的な労働者の逮捕などに協力していたことを認めた。15日付ブラジル国内紙が報じている。  同社がドイツの歴史学者クリストファー・コッパー氏に依頼した調査の報告書は、14日 ...

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ボルソナロに保守大型勢力がつかない理由

ボウソナロ氏(Fabio Rodrigues Pozzebom/Agência Brasil)

 大統領選挙の世論調査において極右候補のジャイール・ボルソナロ氏が元大統領のルーラ氏についで2位になっていることで「ブラジルのドナルド・トランプか?」と注目している人もいる。だがボルソナロ氏にはトランプ氏にはなりえない決定的な弱みがある▼それは、所属の政党基盤があまりにも弱いことだ。ブラジルの場合、選挙期間中の選挙放送の割当は、 ...

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リオから大統領が生まれないその理由は?

16年11月逮捕時のカブラル元リオ州知事(Fernando Frazão/Agência Brasil)

 ブラジルの政界用語の中のひとつに「カフェ・コン・レイテ(コーヒーと牛乳)」という言葉がある。これは「カフェ」がサンパウロ州、「レイテ」がミナス・ジェライス州を、それぞれの特産品に喩えたものだ。これはつまり、「ブラジルの大統領は伝統的にこの2州の政治の長の持ち回り」ということを意味する▼実際問題、共和国になった1889年から19 ...

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ブラジル日本移民史の快挙=サントス強制立退き証言の掲載

挨拶する宮城あきら移民塾代表

 《私の一番の苦しい想い出は、姉があの事件のショックで恐怖症を患い、生涯、精神障害で苦しんだことです》――沖縄県人移民塾同人誌『群星(むりぶし)』第3号145頁には、そんな生々しい言葉がおどる。  「あの事件」とは、1943年7月8日、ブラジル政府の命令により24時間以内にサントスから日本移民6500人を中心とする枢軸国移民が強 ...

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東西南北

 テメル大統領は共和制記念日の15日に行ったスピーチで、「ブラジル人は国に不安な心配事があると、権威主義に頼ろうとする傾向がある」と語った。テメル氏はこの日、1873年に共和制導入に向けての初の会議が行われた場所であるサンパウロ州イトゥで、全国民向けのメッセージを発し、その中で、ヴァルガス大統領の独裁や軍事政権は「単なるクーデタ ...

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本人は「こんなのは軍政以来」と嘆くも=過激言動で極端な賛否両論を巻き起こすカエターノ・ヴェローゾ

10月30日のカエターノ・ヴェローゾ(Roberto Parizotti)

 10月30日、このところ何かとお騒がせ続きの、ブラジル音楽界の大御所で国際的スターのカエターノ・ヴェローゾ(75)が、ホームレスの人たちによる不法占拠地域で開催する予定だったコンサートの中止命令を出された。  これを不服としたカエターノが、再び問題発言を行い、新たな騒動を引き起こしたが、彼の言動を巡っては現在、世論が真っ二つに ...

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県連故郷巡り=ブラジル/ポルトガル/日本=不思議な〃三角関係〃=第10回=混血と汚職、書類手続きの共通点

リスボンの美しい夜景

 3カ国を体で知る日系三世の河内さんの見方は、実に興味深い。  「たとえばスペインは外国人に排他的だから、植民地でも混血しなかった。だがポルトガルは人種差別が少ないので、ブラジルはその思想を受け継いでいる。こちらのピアーダ(笑い話)で『神様はいろいろな人種を作られたが、ポルトガル人は〃混血〃という人種を作った』というのがあります ...

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