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勝ち負け抗争 関連記事

松原植民地=56年目の追憶《11・終》=植民地見つめ続けて半世紀=西尾さん「カフェは自分の子のよう」

ニッケイ新聞 2009年2月4日付け  もう一人、初期入植者で今も同地に住み続けている人がいる。和歌山県出身の西尾まさえさん(81)だ。二十六歳の時に、夫と一緒に五歳と三歳の子供を連れて松原植民地に移り住んだ。  会館から続くカフェの木に囲まれた道を車で走ること約十分、開けた場所に一軒の家がいきなり姿を現した。庭に収穫したばかり ...

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県連ふるさと巡り=移民街道・パンタナール~2千8百キロをゆく 連載〈2〉=バストス養鶏場に圧倒=それぞれの記憶を胸に

ニッケイ新聞 2008年10月11日付け  ツッパンー。戦前の代表的日本人集団地であり、マリリア、ポンペイアに次ぐ臣道聯盟の構成員を擁したという。勝ち負け抗争では三人が暗殺される悲劇が起こった場所でもある。  牛乳の生産量は国内二位を誇る酪農を中心とするこの町の人口は約七万。緑の多い落ち着いた車窓からは、マンゴーがなっているのが ...

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溝部の娘が62年振りに現場へ=バストス=勝ち負け最初の犠牲者(下)=「神も仏もないものか」=組合に尽した父の背中

ニッケイ新聞 2008年8月16日付け  六十二年前の三月七日、溝部が凶弾に倒れて息を引き取ったのは、裏庭の小さな桜の木の下だた。溝部の妻コトは、夫が倒れた時のことを「人間にあんだけの血があるって自分は知らんかった」と、訃報を聞いてポンペイアから駆けつけた次女の愛子さん(88)に話したという。  「『あと一センチ、玉が右か左にず ...

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「父の仇を取りたかった」=溝部の娘が62年振りに現場へ=バストス、勝ち負け抗争最初の犠牲者=(上)=今なお記憶に残るあの日

ニッケイ新聞 2008年8月15日付け  本日十五日で、六十三回目の終戦記念日を迎えた。戦争がコロニアに引き起こした惨事といえば、同胞が傷つけ合う悲劇となった勝ち負け抗争だろう。これにより一九四六年三月から翌年一月までに二十三人が亡くなったが、その最初の犠牲者となったのが、バストス産業組合の専務理事だった溝部幾太だった。その惨劇 ...

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百年の知恵=移民と「日本精神」=遠隔地ナショナリズム=第1回「日本人」という自覚=強かった村への帰属意識

ニッケイ新聞 2008年7月19日付け  ニッケイ新聞の百周年特別企画「百年の知恵」連載シリーズ第四弾は、日本移民のアイデンティティ形成を分析する『移民とナショナリズム』だ。「遠隔地ナショナリズム」という現代的な考え方をコロニアに当てはめたとき、日系社会独自の出来事と思われていたことが、実は、世界で話題となっている移民現象全体に ...

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サンパウロ市=百周年式典、盛大に挙行=6世優太君「友情の灯」点火=皇太子さまもじっくりご覧に

ニッケイ新聞 2008年6月24日付け  多くの人の心配を見事に裏切り、二十一日午後四時半からサンパウロ市のサンボードロモ会場で、この百年間を象徴するようなダイナミックな百周年記念式典が執り行われた。あいにくの雨模様だったが、会場には約三万人が詰めかけ、日伯友好にとって歴史的な式典の目撃者となった。千人太鼓や三千人のコーラスなど ...

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移民サスペンスの最高峰=『移民の譜』文庫で出版

ニッケイ新聞 2008年6月17日付け  ブラジル移民サスペンスの最高峰の一つといわれる麻野涼著『天皇の船』(文藝春秋刊)が待望の文庫化され、『移民の譜(ふ) 東京・サンパウロ殺人交点』(徳間文庫、九百六十円)として六日に日本で発売された。  「戦後移民史の闇を描く超弩級サスペンス」などとも物々しい書評が並べられた二〇〇〇年の話 ...

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第52回パウリスタ・スポーツ賞=日系スポーツと歩んだ半世紀=24個人・団体が栄誉の受賞

ニッケイ新聞 2008年5月31日付け  日系スポーツ界の振興に貢献した人たちを表彰する「第五十二回パウリスタ・スポーツ賞贈呈式」が二十九日夜、文協ビル大講堂で行われた。ニッケイ新聞社(高木ラウル社長)主催。今年は射撃、合気道、ソフトボール部門を加えて、十六人が受賞、移民百周年を記念して五団体と三人の個人に特別賞が贈られた。受賞 ...

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「百年の知恵」=日系人とバイリンガル=多言語と人格形成の関係を探る=□第2部□2世世代の特殊性(13)=「コロニアは存在しない」=統合を強調する2世たち

ニッケイ新聞 2008年4月10日付け  日系人口百五十万人のうち、二十数万人が「コロニア」といわれる社会としての実態のある部分だと以前、説明した。二世エリートたちからすると、「コロニア」という言葉ですら反発を感じるようだ。  USP法学部卒で、現在もそこで教職にある原田清弁護士(66、二世)がコーディネートして今年一月に二世に ...

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熊本日日から泉編集委員=県人移住者、勝ち負けを取材

ニッケイ新聞 2008年3月25日付け  熊本日日新聞社編集局社会部の泉潤次長・編集委員が、十七日来伯、強行軍で取材中である。  対象に挙げたのは、戦後日系社会の勝ち負け抗争、ブラジルのプロアルコール、日系社会の文芸、さらに日系社会に重きをなした熊本県出身の人物、など。  日本人、日系人同士による暗殺をともなった抗争が、戦後六十 ...

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