ラヴァ・ジャット(LJ)作戦の裁判で既に4回断罪され、汚職その他の罪で合わせて禁固57年の判決が出ている、ペトロブラス(PB)社サービス部元部長のレナト・ドゥケ被告が5日、パラナ州連邦地裁での取調べで、「ルーラ元大統領(労働者党・PT)は汚職計画を知っていたばかりか、仕切っていた」と語ったと、6日付現地紙が報じた。
ドゥケ被告の供述は、PT元幹部で、ルーラ政権の官房長官時代にPB経営審議会のメンバーでもあったアントニオ・パロッシ被告やマルセロ・オデブレヒト被告ら、計15人を対象とする刑事裁判の本人尋問の一環として行われた。この日の尋問は、4月17日の尋問では黙秘した同被告が自分から再尋問を願い出たことで実現した。