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樹海

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  日本もやっと女性天皇を認めそうな―そんな気配がし始めた。読売新聞の報道によると、小泉内閣は近く「皇室典範」の改正に取り組み、新しい皇室を目指しているらしい。まだ「女性天皇を認める」の条文が明らかになってはいないけれども全体の流れとしては「容認する」を前提にしているし、将来的には「女性天皇」も決して夢ではなくなったのが嬉しい▼ ...

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  昨年末、ロンドリーナでパラナ詩吟祭りが催された。民謡団体の友情出演もあり、祭り名称をパラナ詩吟・民謡祭りと言う人もいた。詩吟だけでは舞台が盛り上がらないだろうから、と応援したのだ。応援できるほど民謡愛好者たちに潜在力がある。パラナの「うたファン」は歌謡、民謡は依然人気を保っている、とみている▼一方、一つの県人会だけでも民謡コ ...

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  「ちゃんこ料理」は大相撲の力士らが食べる独特なもので鍋物を中心に多彩な味付けで滋養も満点。野菜も数多く使うし植物繊維も豊富で魚介類を軸にし牛や豚・鶏の肉も鍋に入れ煮て食べる。相撲界に伝わるこの伝統的な食べ物が、血の出るような猛稽古と重なってあの逞しく巨大な肉体を育てる。ところが、近頃の若い力士は魚嫌いが増えてしまいもっぱら肉 ...

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  三年ほど前であったか、老人クラブの会員のみなさんに対し、歳末助け合い運動で、多くないお小遣いの中からの寄付など控えて、自身が楽しめることに活かしたらどうでしょう、とこの欄で書いたことがあった。率直に「提案」をしたつもりだったが、意外にも支持は得られなかった。むしろ不評だったかもしれない▼現役を引退はしているが、社会活動に参加 ...

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 「一富士二鷹三茄子」が吉夢とされるが、今年の初夢はどうでしたか。日本では、宝船の絵を描いた印刷物を枕の下に入れて寝るといい夢を見るとされたものだが、ここブラジルには恐らくないのではないか。貘を描いたのを敷いて寝ると凶夢は見ないとされるが、これも当地で手に入れるのは難しい▼これは中国の俗説が日本に伝わったものだが、白楽天も「貘は ...

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 インドネシアのスマトラ島沖で巨大な地震が発生し大津波の猛威がスリランカやインド、タイなどに襲い掛かった。まだはっきりとした犠牲者数は不明だけれども、死者は二万人を超えるの情報が伝わっている。この津波はアフリカや南極でも観測されており明治二十九年に起こった「三陸明治地震津波」と同じ規模らしい。あの三陸津波では死者が二万二千六十六 ...

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 今年の日本の冬至は二十二日だった。この日の正午に於ける太陽の高度は一年中でもっとも低くて昼が一番短い。東京の昼間は九時間と二十五分であり、この日を境にして日は長くなる。このために春が近づくことから「一陽来復」と称し、ゆず湯でゆったりとしたあとはカボチャを食べる習慣が今も伝わる▼つまり―陰が極まって陽に転ずる日なのである。このよ ...

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 日伯友好病院(援協)はさきごろ、患者が日常使用するピジャマ、枕カバー、敷布などを奉仕活動で縫ってくれるグループに感謝する昼食会を催した。歳末恒例の行事だった▼グループは、現在、日本人と日系二世の女性二十四人だという。平均年齢七十七歳。〇四年一年間に二人が死亡、五人が新たに加わった。五人が加わっても平均年齢が七十七歳と高いのは、 ...

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  今年もまた「年の暮」がやってきた。歳晩や暮歳とも呼ぶが、年の終わりともなれば、何かと気ぜわしい。カトリックのブラジルではナタールの飾り付けが始まり真っ赤な衣装に身を包んだ白い髭のサンタ・クロースが愛嬌を振り撒きながら子供たちの夢を膨らませる風景が楽しい。日本でも十日には「終金毘羅」があり十三日は「煤払い」と忙しい日々が続く▼ ...

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  日本で大手広告代理店が「好きな料理」調査をしたところ、十二年間、人気不動の一位は寿司だったという。常に四〇%台だからすごい。おかずとご飯が一体で多忙な時代には手軽―これが理由▼ちなみに二位は焼き肉。刺し身人気はジリ貧で、カレーライスに追い上げられているそうだ。ブラジルで日本人と日系を含むブラジル人を対象に「好きな日本料理」を ...

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