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新年のごあいさつ-ニッケイ新聞社 社長 高木ラウル

 新しい世紀の年が始まりました。明けましておめでとうございます。
 時代が多様化し、人の思考、行動の仕方、そして、わたしたちがつくっている新聞の読者の要請もどんどんかわっていきます。読者層が高齢化し、日系団体の活力も失われてきているとはいわれるものの、それとは別の次元の出来事のように、報道に対する要請、期待は、日本語新聞の創刊期、あるいはその後の時代、時期にあったものとは異質ではあっても衰えないものがあります。
 わたしたちの使命は、その要請に応えることだと肝に銘じております。読者の要請には意表をつかれることがあります。端的にいえば、一人ひとりの好みの記事が違うことです。だから例えば、文芸欄、第三世代向けの保健欄、伝統娯楽である囲碁・将棋棋譜欄などに対する熱い支持、不支持は、極端に分かれることがあります。一方で、天下国家的なことを論じた際、相変わらず応援、支援の声が高かったりします。
 したがって、わたしたちは常に読者を念頭に置き、及ぶ限り要請に応えようと、日夜新聞づくりをしているわけです。
具体的には、豊かな情報量、正確公正な報道、適正な販売価格の維持などです。新聞というものは、ある程度保守的なもので、急激な変化は嫌います。わたしたちの新年の技術的な新しい試みは、活字を大きくし、記事一行の字数を十二字としたことです。
 新年も、倍旧のお引き立てでご購読をお願いいたしまして新年のあいさつとします。

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