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東西南北

1月18日(土)

 十六日のベロ・オリゾンテ市の土砂崩れ事故で(本紙二面)、生き埋めになっていた子供たちの一人、フェリッペ君(一〇)は午前中、消防隊員らに土の中から助けを求めた。救助活動中、隊員らと二十分ほど話していたが、二度目の土砂崩れが発生。「少年は死んだ・・・」。消防隊員らや住民たちは泣き出した。同日夕方、死んだと思っていた少年の声が聞こえ、土砂崩れ発生から十五時間後、奇跡的に救出された。重傷を負い、手術を受けた少年。しかし十七日、病院でその小さな命は消えた。
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 ミナス州市民防衛局は、ベロ・オリゾンテ市(BH)で多量の犠牲者を出す大雨事故はこれまでなかったと伝えている。一九七九年、同州では三十五日間にわたる大雨が降り続き、一月と二月の間に二百四十六人が死亡した。九一年、元旦から二月中旬までに、大雨で四十二人が死亡。九二年、三十日間の大雨で三十三人死亡。九七年は、一月だけで八十三人が死亡。同州八市は、非常事態令を発した。
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 大サンパウロ市圏でも十六日午後、大雨が降り、各地で被害が出た。サンパウロ市では三十カ所で洪水が発生。街路樹なども二十五本倒れた。同市コンゴーニャス空港は一時間ほど閉鎖された。大サンパウロ市圏オザスコ市、カラピクイーバ市、バルエリー市、サンターナ・デ・パルナイーバ市で、停電・洪水被害が出た。特にオザスコ市では、樹木が百本も倒れ、チエテー川の氾濫し、各地で洪水が起きた。
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 連邦政府が州政府の債務交渉には一切応じないと厳しい布告を出した中、エスピリト・サント州は同州産の原油、四年分のローヤリテイ先払いと州立銀行の身売りで、ついに難関突破して資金を入手した。政府への陳情だった州公務員の十二月給与と十三カ月目給与の遅配を後回しにして、同州は州議員のベアを優先している。

 

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