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東西南北

2月5日(水)

 サンパウロ市バスストを利用したロタソン業者が、通常運賃の倍の三・四レアルを請求しているという。サンパウロ市は、このようなロタソン業者を告発するよう市民に呼びかけている。
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 サンパウロ州内の長距離バスの運賃が三日、最高三六・九%上がった。例えば、サンパウロ市発サントス市行きのバスは、以前の九・二レアルから二四・二四%増の十一・四三レアルに値上がり。サンジョゼ・ド・リオ・プレット市は、二七・〇六%増の四十レアル。値上げ率最高のソロカバ市は、八・四レアルから十一・五レアルまで上がった。
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 六十四日間にわたったベネズエラのスト騒ぎは、野党側が友好国会議の提案を入れて交渉の席につくための終了宣言し、ようやく鉾を収めたようだ。しかし今度はチャーベス大統領がスト終了は疲れたための断念といって、交渉の席には着かないと言っている。ストは所詮失敗に終わるもので、友好国会議は少し出過ぎだったと大統領が述べ、ブラジル外務省の不快をかっている。
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 議員辞職して下院の倫理委員会による議員権剥奪告訴を免れたピニェイロ・ランジン下議(PSL)は、去年の選挙で当選し、返り咲きした。しかし取り下げとなった同下議の提訴を、院内運営委員会が三日、再審議することを決定した。再審議で有罪と決まると倫理委員会へ回り、再度議員権剥奪か辞職に追い込まれ、刑事犯罪で法廷に立ち一犯罪人として裁きを受ける。

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