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東西南北

2月21日(金)

 サンパウロ州ロレーナ市の州立校で十八日、十四歳の少年が級友(一四)に殺害された。二人は以前から仲が悪く、この日もけんかとなった。級友は少年を殺すと脅し、学校の塀を飛び越え、ピストルを取りにいった。少年は級友の殺気に脅えて「早引けさせてほしい」と学校側に頼んだが許可されず、戻ってきた級友は廊下にいた少年を射殺した。
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 サンパウロ市交通技術公社(CET)の職員が二十日午後十時四十分にストライキ入り。労働者組合側は、「職員二千二百人のうち二千人がスト入りするため、二十一日の道路状況は混乱状態になるだろう。車が壊れても故障車を除去できないし、スピード違反にもされない。信号が壊れていてもそのままだ」と言明している。
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 大サンパウロ市圏タボアン・ダ・セーラ市で十九日、ゴル車を盗んだ強盗が、軍警パトカーを見て逃走を始め、誤って女性一人を轢き殺す事故があった。女性は軍警に病院へ運ばれたが、息を引き取った。強盗は逃走中。
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 プラナウト宮の職員全員に、「むやみに政府内の情報を漏らすな」とジョルジェ・A・フェリキス大統領府安全保障室長が命令を下した。同室長は「マスコミに情報を流す時やコメントをする時のやり方に気を付けるように。上司の承諾を得てから情報を流すべき」と述べている。フォーリャ紙はからかって「〃さるぐつわ法〃だ」と掲載した。

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