ホーム | 日系社会ニュース | ■早藤さんグランプリ=5カ国参加ブラジルで 初の世界アマ歌謡祭=日本の審査員評価「レベル高い」

■早藤さんグランプリ=5カ国参加ブラジルで 初の世界アマ歌謡祭=日本の審査員評価「レベル高い」

3月7日(金)

 ブラジル日本歌謡連盟(=NAK DO BRASIL、北川彰久会長)主催の「世界アマチュア歌謡祭イン ブラジル」が一日午前八時から、サンパウロ市リベルダーデ区の文協記念講堂で開かれた。日伯音楽協会(同会長)の創立五十周年を記念して企画されたもの。世界五カ国から二百五十九人が参加した。NAK本部から、白井伸幸講師、井上博雄講師が来伯。出場歌手の歌唱レベルの高さを評価していた。早藤アレシャンドレさんがグランプリに輝いた。
 開会式は午前十一時から、開かれた。北川会長は、「夢の実現に十年かかった。みんな協力のおかげだ。ありがとう」と、主催者あいさつを行った。
 佐藤首席領事は、「移住百年を迎える。世代交代が進み、日本語、日本文化が失われつつある。歌謡を通じて、日本文化を普及している」と、NAK DO BRASILの活動を称えた。
 岩崎秀雄文協会長、和井武一援協会長も祝辞を述べた。
 参加国は日本、アメリカ、パラグアイ、ボリヴィア、ブラジルの五カ国。熱唱は深夜まで続いた。
 白井講師は、「日本の出場者と遜色は無い。ただ、変に崩して歌っているのが目立つ。それに手を加えたい」。
 井上講師は、「言葉、節回しに問題はない。メリハリをつけて歌うのが課題だ。舞台に立っているだけで、人を引き付けるような華やかさも必要」と、講評を下した。
 早藤さんは、サンジョゼ・ド・リオ・プレット市で行われたパウリスタン(サンパウロ歌謡連盟主催)に続いて、栄光を勝ち取った。
 各カテゴリーの優勝者は次の通り。[金級1]掃部関弘、[金級2]小林わたち、[銀級1]田村幸子、[銀級2]吉村重信、[銀級3]原田ネルソン、[銅級1]丹後田孝、[銅級2]加賀美ケン、[銅級3]高野照美、[アダルト]阿部淳、[ヤング2]早藤アレシャンドレ、[ヤング1グループ1]伊藤栄治、[ヤング1グループ2]知花レナート。敬称略。

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