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老ク連「お茶のみ会」=実は集団見合い

4月1日(火)

 ブラジル老人クラブ連合会(重岡康人会長)主催の「お茶のみ会」が二十九日午前十時から午後三時まで、サンパウロ市リベルダーデ区の同連合会館で開かれた。独身の高齢者に、異性との出会いの場をつくろうと、初めての企画。五十五歳から八十七歳までの男女約三十人が参加した。
 援協主催のお見合い会が年に数回、行われている。三十、四十代が主な参加者で、ポルトガル語が主体。年配の一世にとっては申し込みたくても、敬遠してしまうのが現状。
 年配向けのお見合い会を開催してほしいと、会員より、強い要望があり、実施の運びとなった。ただ、照れくさいということで、行事名は「お茶のみ会」と、銘打つことに。
 重岡会長は、「肩がこらないよう陽気に過ごしてください」と、あいさつした。
 今回は第一回目ということで、顔合わせが目的。レクリエーション指導部の小林文枝さんの指導で体操、フォークダンス、ゲームなどを楽しんだ。
 昼食前に一人ずつ、自己紹介。「ゴルフやダンスなどたくさん趣味がある」などと、アピールした。「思っていることは全て言わなければ気が済まない」と、経歴を詳細に披露する人もいた。
  食事をとりながら三時ごろまで、談笑した。
老ク連は今後、「お茶のみ会」を継続して実施する。次回は、サンパウロ市郊外に貸し切りバスでピクニックに出掛ける予定。

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