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東西南北

5月7日(水)

 オザスコ第二拘置所の元拘留者が州議員に行った供述によると、十人以上の拘留者が拘置所を出、公用車を使って強盗や誘拐を働き、戻った後に利益を所長らと山分けしていたという。同拘置所の前所長は所長室にビールやピンガを入れた冷蔵庫を置き、部屋の鍵をかけて勤務中に拘留者や他の幹部職員と酒盛りをし、別の幹部職員はビールを清涼飲料水のビンに移し、勤務中に飲んでいた。
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 パラー州レデンソン市中心部で二日、銀行三行が同時に強盗に襲われた。武装した約三十人の男らが、少なくとも五十人を人質にとった。強盗らは暴力を振るい、人質約二十人と警官二人が負傷。二階の窓から階下へ突き落とされて骨折したり、行内のガラス製のドアにたたきつけられたりした人質も数人いた。強盗らは逃走中。
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 ミナス州大ベロ・オリゾンテ圏で五日、トラックから外れ、坂道を高スピードで下りた荷台が墓地内に突っ込み、葬儀に参加していた人々に命中する事故があった。三人が死亡、七人が負傷。死亡者の一人は同墓地の職員で、棺桶を乗せた手車を押していた。トラックの運転手は「車体の故障だ」と弁明している。
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 マット・グロッソ・ド・スル州カンポ・グランデ市で四日、警察署留置場から四十四人の拘束者らが脱走した。五日夜までに再逮捕されたのはただ一人だという。
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 六日午前の天気予報によると、リオ・グランデ・ド・スル州の山地できょう七日、最低気温零度を記録するもよう。同州東部の最高気温は六度の予測。先週末に来た寒気団で、一気に冬らしくなりそうだ。

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