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東西南北

ニッケイ新聞 2010年6月3日付け

 サッカーのW杯開催が間近なのに、コラム子の家の周辺では選手の顔や国旗を描いた所がほとんどないといぶかっていたら、市条例でシダーデ・リンパをうたっているサンパウロ市の場合、罰金を恐れた市民が、ペンキで絵を描いたりするのをためらっているのが原因だとの説明があった。25・デ・マルソではW杯の応援グッズなどの売れ行き順調なサンパウロ市だが、シダーデ・リンパ制定後、初のW杯に思わぬ影響。ペンキ屋さんは伸び悩む売上に渋面か?
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 5月末の試合にも出場せずイタリアに行くといわれていた〃皇帝〃アドリアノが、銃器の不法所持などで捜査を受けている。麻薬密売者との交友関係などを騒がれた事もあった同選手。5月31日に予定されていた事情聴取に出向かなかったため、2日に警察に出頭して事情聴取を受けたが、取材陣にはノーコメント。検察局では報道陣に情報が漏れた経緯も捜査するというが、この状態ではイタリア行きはどうなる事か。
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 ブラジルの人が悩む慢性症状のひとつに腱鞘炎がある。コンピューターや計算機を良く使う人などが悩む手首の痛みも腱鞘炎の場合が多いが、痛みを和らげたくて使う固定具(サポーター)使用で痛みが増すケースもあるという。炎症を起こしている部分を守るための固定具が手首の動きを制限するため、無理をして動かすとかえって痛みがひどくなる。背中の痛みを訴える人は3人に1人といわれるが、種々の器具も医師や理学療法士の指導を受けながら使わないと、癖をつけたりする原因となる危険も…。
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 聖体祭の休みは残念ながら寒い? サンパウロ市から海岸部に出かけるのに南部環状線を使う人は、風と雨にも注意が必要だ。

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